少々、拍子抜けの感がありますが、問題無い以上は仮試聴も出来そうなのでこのままパワーアンプに繋いでみ
ます。
まずは耳だけで簡単に分るのは雑音です。
と言うことで、ノイズチェックを行ってみます。
何と言っても超小型に作りましたので、トランスも主回路に近づいて誘導ノイズが出ても不思議では無いのです
がどうなることやら。
パワーアンプのレベルを上げてみますと、これが意外にローノイズでハム雑音はおろか誘導ノイズも聞こえませ
ん。
左右チャンネルとも同じで、聴こえるのは真空管のホワイトノイズだけで何とも見事なモノです。
これならばと、暫く通電状態でのランニングテスト後、仮試聴を行ってみることにしました。
昨夜の深夜での試聴ですから、細かいところまでは分りませんが一聴した限りではかなりイケそうな感じがしま
す。
レコード1枚で終わらせようと思ったら、これが後を引いて2枚、3枚と聴いてしまった。
実に大変聴き易い音が出てきます。 これならクラシックなどを長時間聴くには良いかも知れません。
ジャズよりはクラッシック向けと言う印象です。
ですが所詮、マランツもどきでオリジナルとの比較などは全く叶いませんので、これがマランツの音と言えるもの
かどうかは全く分りません。
これで良く言われるマランツの音に近いものが感じられれば良いのでしょうが、どうせ最後は自己満足で終わりと
言った所かも知れません。
さて、次回は本機の測定及びイコライザーの調整行う予定です。