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「ゆかたで銀ぶら 2013」 打ち水大作戦

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「ゆかたで銀ぶら 2013」へ行ってきました。


これは毎年恒例のもので銀座通り1丁目から8丁目の歩行者天国を使用して行っているイベントで

今年は8回目になります。  


「ゆかたで銀座をうめつくそう!」をテーマに、抽選会、江戸風鈴進呈、氷まつり、路上演奏会、

珈琲や緑茶などの無料サービスなどで涼をとろうと言った趣旨のもので、タイトル通り浴衣を着て

行った方がメリットはありそう。 で、これには約30万人の参加者が見込まれているようです。



でもねぇ、夏は何を着ても暑いんですよ。 見た目は涼しそうですが着ている方は風でも吹かない

と涼しくないんですね。 夕涼みにはスゴク良いんですが。




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と言うことで、本日(8/4)の銀座の歩行者天国は浴衣姿が目立ちますが全体的にはまだまだ少な

いようです。




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さて、いつものホコテンのつもりで歩いていますと突然、路上に風鈴棚が現れたりします。


「ガラス工芸作家が様々な技法を用いて制作した風鈴約100 作品が、竹を組んだ回廊で涼しげ

に揺れます...。」


風情があって、これはこれで良いですね。




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氷の彫刻です。

器用ですね。

少しでも涼が感じ取れますでしょうか。




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見事な作品が出来上がっています。




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路上にも幾つか作品が展示してありました。

しかし、この暑さで少々溶け気味ではありましたが。




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極めつけは国交省主催の打ち水大作戦「銀座千人涼風計画」です。


会場は2か所に分かれて参加者が1時間に3回、一斉に打ち水大作戦を展開するものです。


打ち水は再生水(処理下水をさらに生物膜ろ過及びオゾン処理した水)を利用、打ち水効果で

銀座の気温を下げ、歩行者天国に涼風を吹かせようというワケです。




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何か参加者よりカメラの数の多いような気もしますが、打ち水には測定データーがあり効果は認め

られるようですよ。


一斉に打ち水は珍しいので絵になりそうですが、何とも一瞬の内に終わってしまいました。

ハムフェア 2013 へ行ってきました~♪

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ハムフェア 2013 へ行ってきました~♪

これでもハムの免許は持っているのであります。 暫く、波は出しておりませんので閉局状態です

が...。


一見オーディオと関係なさそうですが、ハムフェアは中古リグ及び部品等の販売も行っていますの

で貴重なパーツが入手出来るチャンスでもあるのです。


ハムもオーディオも抵抗、コンデンサ等、基本パーツは同じですし、特にパーツに関してはハムの

方が豊富に揃っていたりしていて、自作に関してはハムの方が圧倒的に積極的であるとも言えま

す。


そんなワケで東京はビッグサイトへ足を延ばして見ました。

昼過ぎになってしまいましたが、まだまだ入場者は次々と会場へと向かって行きます。




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会場入り口近くはメーカーのブースが並んでいます。

何処も盛況のようで多くの人で賑わっていました。




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会場は広いのでグルグル廻って見てしまいますが結構疲れます。


メーカーブースの後ろ側は各アマチュアサークル、業者さんのブース等が沢山出店しています。



こちらは、コリンズのリグが販売されておりました。

...でも見るだけね。




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国産の各メーカーの中古リグが山積みです。




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ミニアンプの展示販売です。 

どうやらキットのようですね。

こういうミニアンプもアマチュアらしく面白いです。 何だかエフェクターみたいですが。




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中古リグ、パソコンに混じって僅かでしたが真空管アンプ等のオーディオ機器も販売されておりま

した。




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測定器類も御覧の通り山積み状態。


どこだか外国の方が纏めて買っていたのを見かけましたが、日本製のものは中古でも人気があると

言うことなのでしょうね。

ハム仲間は国際的ですから、この会場でも外国の方をチラホラ見かけました。





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良~く探しますと、アルミの弁当箱シャーシーもそ~っと売られていました。





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ともかく、各ブースはこんな感じで、細かく見ていると時間が幾らあっても足りない位です。




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アマチュア無線用のコネクター類、真空管の販売も豊富にありましたが、オーディオ用にはちょっ

と向かないようです。




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でもって、今回の戦利品は中古のRC発振器です。

これは既に製造中止品で古い物ですが、発売当時の価格は8万円近いものでした。

ORC11は低歪率の発振器で、真空管アンプの歪率測定用なら十分使えるレベルです。


ジャンク品で知る限りサイヤス。 で、速攻でゲットです。 大変お安く買えました。

後で調べたら、予想以上にかなり状態の良い物でした。




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やはり器材関係、パーツ類はハムフェアの方が豊富で好きな人なら見ていて飽きないかも知れませ

ん。 

全般的に価格も安いと感じるものも多くありました。
 

と言うワケで、このハムフェア 2013 本日と明日25(日)10:00~17:00までやっていま

す。

入場料は2日間有効ですので明日だけですと割損ですが...。

俺の割烹 銀座本店

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ジャズライブに行ってきました~♪



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...ン、しかしどうも雰囲気が少し違う。

そう、ここは今、銀座で最近人気のある割烹店内なのですよ。




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予約の取り難い店としても知られます俺のシリーズ店の一つの「俺の割烹」です。

ここでは大変リーズナブルな価格で和食が楽しめ、更にジャズライブ付と言う少し変わった店でも

あります。 

ライブは約30分弱のプレイタイムでジャズファンには御機嫌なプログラムですが、和食にジャズ

は違和感を感じる方もいるかも知れません。



テーブル席(2時間制限付)は2階のみで完全予約制となっており、他に1・2階に立ち席(時間

制限無し)もあります。


既に満席状態で、落ち着いて割烹をと言う雰囲気ではありませんが、料理が並べば食べるのに忙し

くそんなことはどうでも良くなってしまいます。



この通り、料理のお値段は居酒屋並で大変お安い設定となっています。

しかも、ミシュランの星付き高級料亭や割烹で腕を磨きあげた料理人たちが旬の高級食材を使い超

高級割烹の味を提供し、和食の徹底的な価格破壊を行うというのがウリとなっているのです。



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そんなことで写真を撮るのも忘れていました。


活オマール海老 バター醤油焼きです。

香ばしいバター醤油の風味で仕上げてあります。




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これが何とカナダ産のオマール海老を丸々1匹使って1、280円と言うお値打ち価格です。


「俺の割烹」以外にも「俺のフレンチ」、「俺のイタリアン」、「俺のやきとり」、「俺の焼肉

屋」がありますので、銀座で暫く楽しめそうです。

第19回 真空管オーディオフェア

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今年も行ってみました。 

秋葉原の損保会館で行われております 第19回 真空管オーディオフェアです。



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1階は毎度ながらの展示・販売会場となっております。

相変わらずの盛況ぶりですが、パーツ関係は以前より充実感が無くなったような気がします。



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今年はフォステクスも新たに参入です。



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PARC AUDIOのブースです。



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橋本電気、アストロ電子企画のブースです。



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橋本電気のトランスの展示です。

TANGOも無くなりましたので、橋本トランスにはつい目が行ってしまいます。



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トライオードのブースです。



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テクソル、YSTのブースです。



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他にも各社の展示、デモがありましたが特に目新しい物は無かったように思います。


気になったのは、KT88のプッシュで100W以下の電力で動作させるなんて試みもありまし

た。 当然、B級動作に近い動作になりますが、音質落とさずで電流をどこまで下げられるか実験

するのも面白いかも知れません。

実は真空管アンプは考えられている以上に省エネなのです。 半導体アンプですと出力50W以上

のアンプは普通で、消費電力も200W以上はあり大食いです。 A級アンプに至ってはおよそ省

エネとは無縁の世界です。



また、真空管自体は古いデバイスで今後も国産で作られることもありませんが、展示された完成品

アンプは殆ど海外製です。

パンフレットにも書かれておりましたが、確かに長いデフレと国内製造力の低下が懸念されるとこ

ろです。


この真空管オーディオフェアは本日(10/14)まで行われております。

きものサローネ in 日本橋2013  男のきものショー

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日本橋で開催されましたイベント「きものサローネ」に行ってきました。



これは10/20~22日の間、日本橋COREDO室町、YUITO両会場のイベントステージにて、きものや和文

化に関するイベント、ライブ、トークショー、出展者プレゼンテーション、きものの今を体感する

ファッションショー等を3日間連続で行ったものです。



その中で、三井ホールCOREDO室町5階で行われた「きものファッションショー」の12ステージの

内、大変珍しい「男のきものショー」があるということで出かけたものです。




その「男のきものショー」のトップバッターは早坂伊織氏です。

男の着物を語るときこの人は外せない。 男性和装ビジネスの総合プロデュースを手がける着物伝

承家として、ウェブサイト「男のきもの大全」を立ち上げ、男きものの普及に努めた知る人ぞ知る

著名人でもあります。


きものは敷居が高いと感じられる方が多いと思いますが、きものは男のホビーであると言っていた

のが印象的でした。 

カメラとかバイクとか一般的な男のホビーと同じものと捉えれば確かにホビーかも知れません。




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全部は紹介しきれませんが今回の全参加者です。

業界の方が多いようですが、それだけにさすがに着慣れています。

写真では分かり難いですがどれも大変良いものを着ておりました。




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男のきものはどうしても地味で色気が無いようですが、「きものファッションショー」の最終ステ

ージは女性陣による「最新浴衣ファッションショー」と「四季の彩りファッションショー」でし

た。




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浴衣はユニークなものもありましたが、他はオーソドックスなものが主体で大変手の込んだ良いも

のばかりでした。


このファッションショーは出演者ばかりでなく会場の見学者もファッション性の高い着こなしの方

が多く、やはり日本橋は何処か垢ぬけていると言う印象でした。

秋の観光祭 浅草芸妓連 お座敷踊り

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浅草では「浅草秋の観光祭」が始まっています。


11月30日まで浅草の「粋」を感じていただく様々なイベントを開催していますが、その中の一つに

「お座敷おどり」があります。


浅草の観音裏には、「花柳界」があり、料亭では芸者衆がお座敷をつけています。その芸者衆が、

浅草観光センターで粋なおどりを披露するというものです。 しかも入場無料なのです。
(開催当日10:00から入場整理券の配布。 定員90名)


これは初めての試みのようで、11月23日までの毎週土曜日、一部13:00〜13:40/二部14:00〜14:40

の2回公演で、浅草文化観光センター6階(雷門正面)にて行われています。



普段はお座敷でしか観ることの出来ない浅草芸妓衆の踊りを楽しめると言うことで出かけて見まし

た。




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公演前には抽選会があり、当たると芸者さんと一緒に写真が撮れます。

会場は浅草らしく外国の方も多く、一緒に写真を撮るチャンスに恵まれた方もおられました。




演目:紅葉の橋・浅草ごよみ・浅草名物・さわぎ

構成:立ち方4名(1名太鼓を兼ねる+地方2名)


30分程度の公演ですので十分とは言えませんが、浅草のお座敷の雰囲気は感じ取れるかと思いま

す。




さて、その後はバッグを買いに浅草の「犬印鞄製作所」まで行ってみました。

ここは滋賀県で生産された純綿6号帆布を使い、自社工房で制作した鞄を扱う帆布バッグの専門店

なのです。


帆布のバッグと言えば京都にはあの著名な店がありますが、東京にもこのような店があります。




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きものに合いそうなバッグとして帆布を選んでみましたが、これが良いかどうかはともかく、大体

に於いて、きものに合う男物のバッグというのは少なく、これは基本的に多くの荷物を持たないこ

とが理由となっているからですが、フォーマルな場合はともかくカジュアルな場合はそうはいかな

い。


出掛けると、往きはともかく帰りは荷物が増えることが多く合切袋では入りきれないのです。

その場合は究極のエコバッグである風呂敷を使えば良いのですが、どうもこの風呂敷が合切袋に入

らない。 入っても取り出すのが大変。 

ならば懐か袂に入れておけば良いかも知れませんが、あまり体裁は良くない。


考えてみれば、昔はケイタイだのデジカメなんて入れておりませんから重くもなく、中でゴチャゴ

チャすることも無いので合切袋でも間に合っていたのでしょうが、現在のカジュアルなケースでは

少々不足気味のようです。


何しろ映画やコンサート、観劇などに出かけてもパンフレットをもらったりすると殆どA4サイズ

でこれがまた入らないときてる。




まあ、きものを着てスーパーで買い物をすればレジ袋が、デパートなら紙袋がついてきますので、

ここは難しいことは考えずに帆布の丈夫なことを利用したバッグの方が賢明だろうと考えたワケで

す。



きものにはショルダー・バッグやリュックサックはどうもという感じで、ここはトートバッグが選

択肢に入ってくる。

と言って大きなバッグまでは要らない。 大きい物はあずま袋か風呂敷を使う方が良い。


でもって、口折れトートバッグを選んでみた。 通常は折らずに使ってA4サイズまで収納出来

るし、折ればかなりコンパクトになる。 カラーも11色揃っている。

撥水加工付きで雨にも強そうだし具合が良さそう。


これなら使えるかも知れないということで買ってきました。


ネームも有料ですが刺繍で入れてくれましたので結構お気に入り。

丈夫な帆布でしっかり作られていますから暫く使えそうです。

秋葉原ラジオストアー  11月末閉店

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既に御承知の方もおられると思いますが、秋葉原のガード下の電子パーツ街として知られる「秋葉

原ラジオストアー」が11月末日をもって閉店となります。

このニュースは9月に伝わり大変衝撃的でありました。


「秋葉原ラジオストアー」は64年の歴史があり秋葉原の草分けとしてエレクトロニクス業界の繁

栄と変貌を見続けてきた場所。 昭和の歴史的名所がまた一つ消えることになります。



で、良く間違えられると言うか分かり辛いのは、このガード下には「ラジオセンター」と「秋葉原

電波会館」が併設されており、「秋葉原ラジオストアー」とは全く別のものになっています。


「秋葉原ラジオストアー」は中央通りから「ラジオセンター」とケーブル・線材を扱う「九州電

気」との間にある通路から入った右側通路側にある9店舗の店を指しています。 

ややこしいですが九州電気は同ストアーには含まれておりません。


なお、閉館後、各店舗はそのまま閉店する店も2店舗あり、他は自社の本店や新店舗、Web通販な

どで営業を継続するとのことです。



「ラジオセンター」と「秋葉原電波会館」は存続し継続営業となり、今回の閉店とは無関係となり

ます。




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何しろ、この場所を知ったのは小学生の時でしたから・・・ウ~ン、かれこれとても長い付き合い

になります。  


初めてパーツショップを見たときは、何が何だか不思議な部品が異常なほど沢山並べられており何

とも異様な雰囲気を持っており気持ち悪かったのを覚えています。

このようなものを売っている店があるということ自体が不思議であり、展示方法も仕切られたボッ

クス内にキチンとパーツが収められており何か特殊なものを売っているという感じで、これを一体

誰が買うのかこれまた不思議でならなかった。 



当時は展示しているだけなのか販売もしているのかも分からなかったですが、良く見ると買ってい

る人がいる訳で、何に使うのかこの部品が何か分かるだけでもスゴイと思ったものでした。


この時は、その後にパーツ街のお世話になるようになるとは全く想像もしておりませんでした。




さて、特に必要な部品があるワケでもありませんが閉店まであと僅かですので出掛けてみました。


パーツを見ていたら1個10円で良いよと店のおじさん。 瞬間、ああ本当に閉店になるんだと思

いましたね。 それならと2個買ってみましたが普段なら1個150円からのものです。 ホント

に僅かな買い物ですがそれでも小売りして頂けるのは有難いものです。


現在ではネットの通販でも部品が買える便利な時代ですが、現物を見て比較しながら買えるという

のはパーツを覚えられるという点でも魅力的なものなのです。 

年々「アキバに来れば何でも揃う」という魅力も段々薄れてきたようで、通販に頼ることも多くな

りました。 

しかしながら時代の流れと言えばそれまでですが、最もアキバらしい風情を持った場所ですので出

来れば残して置いて欲しかった。



今やアキバの顔は全く別のものになってしまったようです。


まだ秋葉原が『電気街』だけの街になる前からずっとやってた老舗が...

気付いたらオタクと萌えの街ですからね。

 

第15回 伊能歌舞伎 2013

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千葉県成田市伊能地区に元禄時代から伝わる郷土芸能の「伊能歌舞伎」が市内の大栄公民館ホール

で公演されるということで行ってきました。



成田市伊能は千葉県の北北東部に位置し、東京からのアクセスは少々不便ですが、伊能歌舞伎とは

所謂、農民歌舞伎と呼ばれるもので地域の方々が演じる歌舞伎の総称を指し、成田を代表する地芝

居として成田市指定無形民族文化財として指定され定期的に上演されているものなのです。


地元の方々が長い間守り受け継いでこられた伝統文化でもありますので、どのようなものか興味の

あったものです。




今回の演目は三番叟に続き、お馴染みの『伽蘿先代萩(めいぼく せんだいはぎ)御殿の場・床下

の場』です。


『伽蘿先代萩』は、伊達騒動を題材とした人形浄瑠璃および歌舞伎の演目で通称「先代萩」と呼ば

れるものです。


奥州の足利家の執権(しっけん)仁木弾正(にっきだんじょう)や妹八汐(やしお)らが、足利家

の乗っ取りを企む物語です。

乳母政岡(まさおか)が自らの子千松(せんまつ)を犠牲にして、悪人一派から幼い主君鶴千代

(つるちよ)を守る御殿の場です。



千松が出てきます。 お菓子を取って食べて、残りを蹴散らす場面です。

子役が出るのでかわいくて楽しいですが、自分が毒菓子を食べて主君鶴千代を守ったのです。

武士の忠義がテーマになっており、子供を犠牲にしても忠義を保つと言う現代でも理解し難い話で

はありますが、歌舞伎では良く見られるこのような武士の悲哀が語り草ともなっているものと思わ

れます。




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次の演目は鎌倉三代記(絹川村閉居の場)です。 「鎌三」(かまさん)の通称で知られるもので

す。


鎌倉時代末期、当時の将軍である「源頼家(みなもとの よりいえ)」と、時の執権「北条時政

(ほうじょう ときまさ)」との京、鎌倉に分かれての勢力争いが舞台です。


主人公は、「三浦之助義村(みうらのすけ よしむら)」という侍になります。



三浦之助の登場シーンです。

三浦之助は、京方(きょうがた)、源頼家に味方する家来です。非常な忠臣で強い上に 恋人がい

ます。 敵方の大将、北条時政の一人娘の、「時姫(ときひめ)」です。



田舎のあばら屋で三浦之助の母長門(ながと)を看病する時姫のもとに、負傷した三浦之助が戦

場から帰り「自分と夫婦になりたかったら父時政を討て」と時姫に言います。

父への孝と許婚への想いとの板ばさみに苦しみながらも父を討つことを決意する場面が時姫の大き

な見せ場となっています。




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ストーリーとしては良く知られる内容となっていますが、これをどのように演じるかがポイントと

なります。

何しろそこはアマチュアですから大変だったろうと思います。

しかし、その舞台は大道具・衣装と共に大変立派で予想以上のもので中々のもので十分楽しめまし

た。


長いセリフもきちんと覚えておられたようで、それだけでも大変なものだったと思われます。



それよりも古い伝統芸能を継続していくことは想像以上の苦労があるはずで、古い文化を大事にし

ない国は世界からも尊敬される国にはならないという現実からも継続は大事なことだと思います。

調べますとこのような歌舞伎は全国にも幾つか残っているようです。


大変立派な舞台でしたので、市内中心部でも上演してもっと多くの観客に見て頂いた方が良いので

はないかと思いました。

秋葉原ラジオストアー  閉店

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秋葉原ラジオストアーが閉店最後の日になります先日、11月30日に出かけて見ました。

長い間お世話になりましたのでやはり気になるものです。  


秋葉原駅側のラジオストアーの入口の看板です。



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ガード下通路の右側の9店舗が秋葉原ラジオストアーとなっています。


入口手前にアキバの工具専門店 「さいとう」 があります。

工具ではお世話になったなぁ。 初めて買ったハンダコテはこの店だった。

今後は秋葉原ラジオストアー店の向って左隣り(5m神田寄り)で営業するようです 。




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隣のトヨデンは既に片付けモードに入っているようです。

この店ではトランスを良く買った。

今後はネット販売に移行するようです。


その隣のマルモパーツでは半額セールをやっておりました。




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ネジのミズタニです。

ネジと言えばここでしたね。

電気用に使うネジが主で、種類も豊富にありましたので色々選べるところが良かったです。

今後は移転と言うことでアキバからは離れるようです。




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スピーカーでお馴染みのコイズミ無線です。

ここは現在も本店がアキバにありますので直接的な影響は無いですが、やはりこの場所にスピーカ

ー売り場があって欲しい。 このガード下では昔からこのスピーカー売り場が一番目立っていたよ

うに思います。




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タカヒロ電子です。

ここは昔は真空管を売っておりました。 真空管は殆どこの店で買っていました。

あの当時が懐かしい。


現在は半導体関係が主ですが、半導体でもお世話になっておりました。

店舗は徒歩数分のところ移転となるようですのでまずは安心。

半導体関係の店も少なくなりましたので今では大変貴重な店となっています。




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この他には抵抗・コンデンサのシーアール、コネクター・スイッチ関係の福永電業、スイッチ・コ

ンデンサ等のパーツランドがあります。



このラジオストアは元々10店舗で営業を行っていましたが、途中1店舗が抜け9店舗で営業を続

けていたものです。



さすがに思いは同じかと思いますが、今日は写真を撮られる方も多かったです。

時代の流れで仕方ないことかも知れませんが...寂しいですね。


と言うことで、平成25年11月30日にて秋葉原ラジオストアーでの営業は全店舗終了してしまいまし

た。

シフォンケーキ専用ケーキ台の製作

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暫くぶりにケーキを作りました~♪


作りましたと言っても、今回はケーキが主では無くケーキ台の製作が主なのです。

ケーキの中では比較的、低カロリーなシフォンケーキが好みで良く作りますが、毎度悩みというか

何とかしたいと思っているものにシフォンケーキ専用のケーキ台があります。


シフォンケーキを作る方なら分かると思いますが、焼き上がりますと型に入れたまま直ぐに逆さに

して自然冷却させます。

普通はそのまま逆さに出来ませんので、ワインの瓶等の適当な瓶を利用してシフォンケーキの型の

中央穴部に差込むようにして冷却させます。


家庭では1個か頑張っても2個程度しか作りませんのでこれでも良いのですが、どうしても高さが

高くなるので重心が上に行って不安定な上、型が傾き易く更に不安定で倒れ易いのです。

でもって、この見た目が何とも不細工で体裁悪いのですよ。


某シフォンケーキの専門店でシフォンケーキ専用のケーキ台を使っているのを見まして、瞬間で

「コレだ~っ」ってことで製作してみようというワケです。


実はこのケーキ台は市販されているものは全くありませんので作るしか方法が無いのです。


製作と言っても特別なものではありませんので、見ての通りのただのスタンドです。




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要は適当な台の上にシフォンケーキ型の穴に差し込めるものがあれば良いと言うだけのものです。


材料も手持ちの適当な端材で作りましたので材料費は掛かっていません。




と言うことで、シフォンケーキが焼き上がりました。


直ぐにケーキ台に差し込んでみます。


実に具合良くケーキ台に収まります。 安定感も抜群です。


シフォンの膨らみもまずまずのようです。




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このままでも十分ですが、型の中心部の穴が逆テーパーで隙間がありますので、まだグラつきがあ

ります。

改良点として、型の中央穴部の隙間にクサビを使って固定する必要がありそうです。


そこで脱着式のリング状のクサビを作り、上部から穴部に差し込んで固定するようにしてみまし

た。



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効果大で、全くグラつきが無くなり、型がしっかりと固定出来て脱着も楽で大変便利です。

このまま持ち運びの移動にも問題ありません。


このシフォンケーキ専用ケーキ台は思っている以上に具合が良いです。 

シフォン作りには瓶を使うよりは見た目も体裁良くなりますし、シフォン作りの必需品となりそう

です。

...で、中身のシフォンは大変美味しく頂きました~♪

俺のやきとり  銀座九丁目店

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またまた、ジャズライブに行ってきました~♪



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...って、ここはどう見てもライブハウスにしか見えませんが、実はここは焼き鳥屋さんなので

す。


そう、ここは今、銀座で最近人気のある俺のシリーズの系列店の「俺のやきとり」店内なのです

。 とてもそのようには見えませんが、流石に銀座の焼き鳥屋は他とはちょっと違うのですよ。


前回に引き続き、今回は「やきとりで一杯」と言うことでやってきたと言うワケです。


場所は銀座九丁目とありますが、銀座には九丁目はありません。 

古~い歌謡曲によれば「銀座九丁目は水の上」なのです。

銀座ナインのそばなので銀座九丁目店となっています。  実際には新橋駅寄りとなります。




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ここは大変リーズナブルな価格で焼き鳥&和食が楽しめて、更にジャズライブ付と言う少し変わっ

た店でもあります。


テーブル席(2時間制限付)は完全予約制となっており、立ち席(時間制限無し)を含め105席

程の店です。


開店と同時にほぼ満席状態で、落ち着いてビールと焼き鳥でもと言う雰囲気ではありませんが、料

理が並べば食べるのに忙しくそんなことはどうでも良くなってしまいます。


 
しかし、看板の焼き鳥より高級食材を使ったスペシャリテの方が最高です。

焼き鳥の他、いろいろ食べて飲んでも4000円位でしたから大変お安く、前回の「俺の割烹」より内

容もコストパーフォマンスも抜群に良いです。


ライブは約30分弱のプレイタイムですが、丁度ほろ酔い気分の良い処でジャズライブが始まり、

これがまたジャズファンには大変御機嫌になれて具合が良いんですね。



すっかり気分が良くなって、さてさて夜の銀ブラです。

銀ブラというと銀座をブラブラすることだ思われますが、実際は「銀座でブラジルコーヒーを飲

む」と言うのが銀ブラの語源となっています。

その「銀ブラ」の語源となったカフェーパウリスタは銀座八丁目中央通り沿いにあります。



本日は夜遅いので、単純にブラブラと言うわけです。


毎年、この時期の銀座通り(銀座1丁目から8丁目および晴海通りの数寄屋橋から銀座4丁目交差点

付近)は光のイルミネーションで飾られます。




GINZA ILLUMINATION(ギンザ・イルミネーション)2013 ヒカリミチ 〜希望の輪〜


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ギンザ・イルミネーションの説明によりますと、


「GINZA ILLUMINATIONでは、特別に開発したスペシャル・シャンパンゴールド色のLEDを使用します。銀座でしか見られない銀座らしい上質な色彩で銀座通りの合わせて約1500メートルの沿道を18万3千個のLEDが華やかに包み込みます。 銀座通り(中央通り)ではイルミネーションロードの上に74本の光の三角柱を設置し、その三角柱の上部には“希望”を意味する輪が輝いています。晴海通りではガードレールと街灯へのスペシャル・シャンパンゴールドLEDの装飾を行います。」

...とあります。



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銀座の街から東北へ、幸せを願う気持ちを届けたい。そんな願いからはじまった「GINZA ILLUMINA

TION」プロジェクトだそうです。

なかなか粋なもんです。

かくして、銀座の夜は更けていく...ってワケですな。

YAMAHA スピーカーシステム NS-1000M

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我が家に新しいスピーカーシステムがやってきました。


新しいと言っても、生まれは1974年で、その後1997年までの23年というロングセラーを誇る

YAMAHAのNS-1000M、通称センモニです。


放送局のモニタースピーカーとして使用されたこともあってか、比較的高価なセットであるにも係らず

20万台以上売れたという言わずと知れた国産スピーカーの 名機となります。




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70年代頃のスピーカーはAcoustic Rsearch社のAR-3aのアコースチックサスペション方式によるブ

ックシェルフが人気を誇り、国産のスピーカーもこの影響を受けた多くの製品が出回りました。


この方式は1954年に発表されたもので、何しろコンパクトでありながら大型なみの低音再生を可能と

した当時としては革新的なスピーカであったとされます。 また、アンプの大出力化によって低能率スピ

ーカでも十分な音量が確保できるようになった事と、ステレオ方式の普及に伴い小型スピーカへの要求が

強まった事から、その後の「スピーカの主流を征した」(ステレオの産業史)とも言われています。


NS-1000Mもこの設計思想を受けて作られたもので、AR社と同じ完全密閉箱を採用し内圧変動が

大きいためエンクロージャは相当頑丈に作られおり、内部は吸音材で満たされ気密性にも十分に配慮され

ています。


NS-1000モニター、通称センモニと呼ばれますが、このスピーカーシステムは名前通りモニタース

ピーカーです。

モニター用のスピーカーですから放送局ですと送り出しの音声チェック、バランスなどの確認用が主な用

途です。 録音スタジオでも同じですが、早い話が音のアラ探し用に使われるワケですが放送局の方が需

要が多かったようです。



なぜ、これが一般用のスピーカーシステムとして人気が出たのか不思議なスピーカーでもあります。

モニター用のスピーカーは必ずしも大型である必要も無く、また低音がモリモリ出る必要もありません。

この用途にはむしろ小型スピーカーの方が使い易く、同社のNS-10M、通称テンモニの方が良く、こ

ちらは30万台売れたとあります。


センモニは巷で言われるように小音量では低音不足で、ある程度のパワーを入れないと本来性能は出ない

ようです。 まあ、モニター仕様ですからこれはこれで良いワケですが。


人気が出たのはやはり中高域の振動板にベリリウム振動板を採用していることにあり、その音が良く後の

ハードドーム型ユニットの全盛期を招いたとも言われています。


実際に聴いてもベリリウムの中高音は魅力的に聴こえますが、ウーハーに勝って聴こえますので好き嫌い

はこの辺りに出てきそうです。


使用に当たっては低音が出ないというか、中高音が出過ぎでもありますのでアッテネーターを絞り込む形

での試聴となります。


このスピーカーはモニター用として密閉型特有のかなり制動の利いた音で、余分な音が出ないと言うか、

キチッとした感じでバンドなどの録音のチェック用の他、アンプの良し悪しも良く出しますのでこれのチ

ェック用に主に使う予定です。


通常の音楽再生用途には、セッティングからアンプの選択までかなりの試行錯誤が必要になると思われま

す。

バスレフ等、改造する方法も紹介されていますが、その前に古い製品でもありますのでレストアが必要に

なるでしょう。



更に、専用のスピーカー台の製作から色々やることが多そうで、これはこれで暫く楽しめそうです。

FMチューナー Technics ST-8080(80T) の修理

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今回はTechnics ST-8080(80T)の修理です。


BGM用に使いたくなったので中古で購入したものです。

今の時代にFM放送はどうなのかとも思いますが、たまに聴くと結構これが良いんですね。

放送とは送りっ放しとも言い、CD等を取り替えることなく流して聴くには実に具合がいい。


そんなことで気楽に聴けるもので良いので、オーディオ全盛期頃の中級機程度のジャンク品を直して使っ

てみようと言うワケです。



FMチューナーは今の現行品のものよりバリコン式のものの方が良く、昔ながらのダイヤルを廻すレトロ

な使い勝手も良いものです。


このTechnics ST-8080(80T)は1977年頃の製品です。 

この頃はFMチューナーも沢山出回っておりましたが、試聴出来るFM局は都区内でも2局程度でダイヤ

ル板の目盛りの幅に対しガラガラ状態でした。 混信の心配なんて...およそ考えることも無かった。

FM雑誌もあったりしてFMエアチェック(既に死語)がオーディオソースとして賑わった割には寂しい

状態で割高感の高いモノと言う印象でした。


FM局の乱立を考慮してか高性能チューナーも作られましたが、この当時乱立したのはFM局ではなく作

られたチューナーの製品の数々の方でした。

その中でもチューナーと言えば数ある中でもトリオ(ケンウッド)と相場も決まっていた状態で、現在で

も中古市場では変わらない人気を誇っているようです。



テクニクスのチューナーも悪くは無く、かなりの高級機種も出しておりました。

その中で4連バリコンの中級クラスにあたるものがこのST-8080(80T)で、当時の定価で5万円程度のもの

です。

デザインはグッドデザイン賞を受けており中々のものですが、サイズ的には今となってはかなり大きめ

(450W×140H×367D mm)となっています。



本機の購入理由は単純に安価だったからだけで、ジャンク理由はパネルの照明が点かない、受信感度が低

いと言うものです。

年数的にも40年近い前のものですから普通に経年劣化したものでしょう。



それでは内部を見てみます。

外観の割には内部はスカスカで、メイン基板が1枚とフロントエンド部の基板に電源部となっていまし

た。




イメージ 1





底面部からの内部状態です。




イメージ 2


イメージ 3





修理内容は普通にオーバーホールとなります。

切れたダイヤル目盛り照明用のランプ他、劣化部品を交換を行いました。


ランプはヒューズ管タイプの横長のものが使われており、今では入手は困難ですので普通の砲弾型のもの

を改造して付けるかLEDに換装するかです。 本機はオリジナルを尊重して取付部を改造して市販の

豆電球を使って見ました。  ステレオ表示用ランプの方は麦球を使用しました。


音声出力段にはオペアンプのJRC4558Dが使われておりました。 

今更、4558と言うことも無いので、ここではICソケットを使い数ある4558のファミリーICを

手軽に交換して使えるようにしてみました。


アンテナ出力は75ΩのFコネクターが使えない昔ながらのケーブル直付け式でしたので端子板ごと新規

製作してFコネクターが使えるようにしました。  写真は修理後の内部状態です。




イメージ 4





これだけの作業ですが照明ランプは復活し、受信感度は特に調整することも無く上がり、シグナルメータ

ーは大きく振れる様になりましたのでこのままでも使えそうです。


外観は40年近くも前の製品とは思えない位に状態が復旧しました。




イメージ 5





照明ランプが復活しますとその存在感が強く感じられるようになります。

障子越しの明かりのような柔らかい間接照明は何となく日本的な印象を与えます。

FMチューナは音質より薄暗くした部屋で夜間静かにBGMとして聴くのが良く、雰囲気も楽しむにはこ

のような昔のアナログチューナーの方が良いのです。




イメージ 6





さて、価格帯からしてフロントパネルはプラスチックだろうと思っていたら何とこれがダイキャストで出

来ていました。

このような処がグッドデザインの選定理由なのかも知れません。


フロントのガラスは3mm厚程あるものでフロントのパネルにはめ込まれており、これはどう見ても外れ

そうになく割れた場合はガラスだけの交換は難しそうです。


さて、使い勝手の方はBGM用としては十分で、音質はあまり期待もしていなかったのですが細めの繊細

な感じはするものの意外と悪くはない。


ダイヤル目盛りも指針と良く合っており、感度もまずまずでしたのでこのままでも十分使えます...と

言うか、アナログだからと言う理由なのか暫くぶりに聴くFMが具合良くプログラムによってはハッと

することがあり、もう少し上位機種はどうなのか欲が出てきてしまいそうな感じにさえさせてくれます。

どうやら暫くはこれで問題なく楽しめそうです。

BOSS GE-10 グラフィックイコライザー

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BOSSの10バンドのグラフィックイコライザーのGE-10です。

BOSS社の70年代半ばの初期の製品で通称、弁当箱とも呼ばれ今ではヴィンテージエフェクターとな

ります。   


最近、中古で入手したもので既に廃版機種ですが今なお根強い人気があります。

何しろプロ・ミュージシャンに好んで使われ、あのヴァン・ヘイレンが使ったと言うことで良く知られる

ようになりましたが、ギターは勿論ですがベース、シンセにも使えるスグレモノなのです。




イメージ 1





AC100V仕様でバッテリーよりは電圧が高めと言うかオペアンプに本来の電圧が加えられますので

この点を見ても有利にはなりますが、いかんせコイツは重たい。


何か凄いエフェクターを使っている感じには見られそうですが、さすがにこれはラック仕様にした方が良

い位に思っていました。 

GE-10は後にハーフラックサイズとしてRGE-10にモデルチェンジしましたが、これも既に廃版

でGE-10やRGE-10を探している人は多いと思います。


GE-10には今では当たり前ですがブースト用のレベルボリュームが付いていましたので、どんなセッ

ティングでもレベルの調節が出来ました。

この機能はクリーンブースターとしても十分使えるもので、半導体機種にありがちな音痩せが無いのが特

徴です。 イコライザーですがプリアンプ的な使い方の方がしっくりきます。


これを通しただけで音が太くなるとも言われますが、この真偽はともかくイコライザーのセッティング次

第でもありましょうが基本的にギター、ベース用に好ましい音質を持っているようです。


多分、GE-10はベース用に一番具合が良いのではないかと思っています。

ベースの録音ではDIボックスを使いますが、このイコライザー通した方がベース側で音作りを出来て具

合が良いことが挙げられます。





イメージ 2






でもって、内部の裏面からの状態です。

左側にACトランスが見えます。



イコライザーの可変帯域は31Hz、62Hz、125Hz、250Hz、500Hz、1KHz、2KHz、4KHz、8K

Hz、16KHz となっており、各々±12dBの可変が可能となっています。


ギター用にはここまで不要かと思われますが、使ってみるとあった方が便利かと感じます。


入力は0dB/-10dBのインプットレベル切替スイッチを装備しシンセにも使用可能です。

更に外部フットスイッチを接続することでON/OFFも可能。




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基板、部品面からの状態です。

古~い金文字のJRC4558Dが見えます。

これはもう艶有り、艶無しなんて言う次元のものでは無いですね。 それ以前の話でもう化石ですよ。


若干、修理跡も見られますがほぼオリジナル状態を保っているように見えます。


さて、流石に40年近く前の製品ですから、これから測定して劣化部品を取り換えてみることにします。

GE-10はまだまだ現役として使っていけるようになるでしょう。

TC-K222ESL カセットデッキの修理

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今回はカセットデッキの修理です。


いまどきカセットとか思われるかも知れませんが、これがどうしてまだまだ需要があるのです。

まず、カラオケ用途の他ダンスの練習用等があります。 カラオケと言えば、そう「演歌」です。

演歌を購入される人たちというのは、自分で歌うということを目的で購入される方も多いようで、練習用

にフレーズを繰り返し聴く操作をするのですが、この作業はCDやMDよりもテープの方がやり易いからだと

か。

楽器の練習にはデジタルの方が便利だと思っていると、これが演歌となると少々事情が違うようです。

演歌はアーティストによってはCDとテープの売り上げの割合が五分五分だったりするそうです。


磁気テープを使った記録メディアには音楽・映像用だけでなく、コンピューターのデータ保存用の需要が

あるそうで、磁気テープは持ち運びが簡単で、他の記録メディアに比べコストが安く、目的のデータを探

す時間は遅くなるが、大量のデータを移し替えるスピードは速く停電でもデータは失われないなどの特性

があることが再評価されているそうです。


今、数が少なくなったダブルカセットに至っては、日本伝統芸能の歌舞伎、能、日本舞踊、狂言、文楽、

舞台芸能、雅楽等で欠かせないそうです。

これも踊りの稽古をする際にCDやMDやIpodなどではほんの一秒程度の巻戻しや早送りに大変不便

でカセットテープの動作が一番有利だからとか。  

日本伝統芸能を守る為にカセットが未だに使われているとは予想もつかない話です。


そのような背景からでしょうか、カセット機器の修理やテープのデジタル化等の話を良く聞きます。


そんなカセットデッキも今のものより古い物の方が作りも良かったりします。

特にバブル時代に作られた所謂バブルデッキが良く、今でも修理すれば十分使えるものが沢山あります。


と言うことで、SONYのTC-K222ESLが今回の修理品です。




イメージ 1





本機は91年製のワンウェイ3ヘッド方式のデッキです。

当時の定価で5万円台の中級クラスのものです。


不具合内容はテープがプレイ状態にならず停止状態に戻ってしまうと言うもので、普通にゴムベルトの伸

び、ヘタリがある年数なりの症状を示しています。


早速、中身を見てみます。

デッキのメカ部が右上に見えます。




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デッキメカ部を本体から取り外します。




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キャプスタンベルトの点検です。

やはり、伸び・ヘタリがあります。




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ヘッド部が持ち上がらず停止状態に戻るのは、この小さなモードベルトの伝達能力が低下した場合になり

ます。


このベルトは見た目以上に酷く、完全に伸び切っています。

さて、これらの交換ですが...そうは簡単にはいかない。

ベルト交換には基本的にメカ部の全分解が必要です。

かなり小さな部品も使われており、紛失し易く誰でも容易に出来るものでは...無いですよ。


このあたりの分解整備方法は諸先輩方が述べておりますのでここでは省略しますが、交換部品の割には手

間はそれなりに掛かりますし、これでうまく行くかどうかもケースバイケースで一概に言えません。


ですが、ベルトは年数なりの劣化は必ずありますので、この年代のものが一度も交換していなければどの

みち交換することにはなるでしょう。




イメージ 5





と言うことで2本のベルト交換終了後、動作チェックを行います。


プレイボタンで普通にプレイ状態に入るようになり音声も出力されるようになりました。

特にベルト以外に不具合は無かったようです。


録音も出来ることを確認し修理は完了となります。


これで問題なく暫く使えるようになります。




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以前はエアチェックやアナログ・レコードを録音して個人で楽しむ手段はカセットもしくはオープンテー

プしかありませんでしたですから、まだまだ古いテープを沢山持っている方が多いかも知れません。

でも、そのままでは勿体無い話ですね。 


このカセットテープには場所をとるとは言え、タイトルが書かれていれば何を録音したものなのかがすぐ

に見て分かると言う、要するに探すのに機械を操作しなくて良いと言うメリットもあるそうで、何とも言

われなければ分からない話に妙に納得してしまうのです。

TC-K222ESL カセットデッキの修理 (2)

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前回に続き、SONYのTC-K222ESLの修理品の2台目です。


本機はドアの開閉もままならない殆どジャンク状態に近いものです。

開閉も自動で出来ませんから再生も出来ません。


そんな状態ですが、どこまで直るかやってみることにします。


状態にもよりますがジャンクデッキの復旧出来る確率はかなり下がり、修理難易度だけは上がって行きま

す。



さて、それでは取りあえず内部点検と言うことで中身を確認します。


修理の中心は当然ながらカセットのメカ部となります。




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本体より抜き出したカセットメカ部です。


写真では分かり辛いですがフレームはドア部を中心に歪んでいます。

成程ね。 これでは開閉は難しいかもね。

どうやら部品の欠品だけは無いようです。


さて、歪みはここで修正します。




イメージ 2





メカ内部を見ますと、やはりキャプスタンベルトは伸びてヘタっています。

モードベルトは飴のように伸びており既に伝達能力はありません。


これらは前回同様、新規交換となりますのでメカ部を全分解します。



モーター部の基板です。  

この基板のコンデンサが軽い液漏れを起こしています。




イメージ 3





手持ちのコンデンサと交換しておきます。




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キャプスタンローラーを外してみます。


これも少し分かり辛いですがローラーの軸が少し傾いています。

どうやるとこうなるのか不思議な状態です。

この曲がりの修正も行っておきます。





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ここまでバラしますと、モードベルトが交換出来るようになります。

ベルト交換後、元の状態に戻して行きます。

キャプスタンベルトも同時に交換しておきます。

ついでにキャプスタンローラー、軸及びヘッドの清掃も行っておきます。




組立が完了すれば、電源を入れてテープ再生チェックを行います。


通常であれば調整を除き取りあえずは動作するようになりますが・・・・ン、最初と状況が変わらない。

但しドアは開閉しようとはしていますので、まだどこかで引っ掛かっているようです。


ドア部をもう一度バラして修整の上、組み直してみます。


この状態で再生チェックを行いますと何とかドアは開閉できるようになりました・・・・が、ヘッドが持

ち上がらず停止状態に入ってしまいます。

既にモードベルトは交換しておりヘッドを持ち上げる駆動能力はあり、メカ部に異常はありませんので原

因は別にあると思われます。


この辺りがジャンクデッキと言うことになるのでしょう。

そうは簡単には直りませんですよ。



さて、これはメカ部の故障では無くセンサー部の不具合と見ました。




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回転検出にはロータリーエンコーダーが使われております。

これが一番怪しいです。




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と言うことで、外したのがコレ。

これを外すには再度、メカ部の全分解が必要になります。 

疲れる・・・。



エンコーダーは新品での入手が困難ですので分解して内部を清掃してみる以外にありません。




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予想通り、かなり汚れておりました。

写真は接点復活剤で洗浄しましたのでキレイにはなってはおりますが。




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整備したロータリーエンコーダーを再取付けの上、メカ部の組立を完成させます。

再度、再生チェックを行います。


今度は正常に動作したようです。

ドアの開閉もスムーズですし、ヘッドも上がり通常の再生状態に入ります。


次に、キャプスタンローラーを外していますのでテープパスの調整を行います。



この状態で、ランニングテストに入ります。


その後、録音・再生チェックを行います。

アジマス調整は弄らない限り極端にズレることは普通にはありませんので、再生音に異常が無い限りその

ままとします。  調整しようにもテストテープが無い限りこればかりは出来ません。



特に異常が感じられませんので、これで暫く各スイッチ類の動作の確認に入ります。



さて、これで修理完了と思いきやそこはジャンクデッキ、まだまだ甘くは無い。

そう簡単には問屋が卸してくれないようです。




暫くすると時折ディスプレイの表示部が消えたり点いたり、更にメカ部が誤動作をするようになった。

常時、こうなる訳でも無く電源のON・OFFを繰り返すと復旧する。




これは電源部の異常と見て怪しいトランジスタを1個交換してみました。


ピタリと誤動作現象は止まりました。


1日、様子を見ましたが再発の様子も無いのでやっとこれで修理完了となります。




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修理完了後のTC-K222ESLです(上段)。

各スイッチ類も正常に動作し、何ら問題無く普通に使えるようになりました。


このクラスのカセットデッキでも思っている以上の音は出せるようです。

まだまだ現役で使えます。



下段にあるのは、これも先日修理が完了したTC-K222ESJです。

これも劣化ベルトの交換を行ったものです。


最近はなぜかカセットの修理が多く、都合4台程直しました。

どれも年数なりの劣化が進んでいました。

中にはゴムベルトが溶けてチョコレート状態となってローラー類にへばり付いたものもありました。


今回は少々手間が掛かりましたが、部品も無く限られた状態での修理ですから限度はあり、どうもカセッ

トデッキの修理は手間ばかり掛かってあまり面白い物でもない・・・と思っている。

TX-8900Ⅱ FMチューナーの修理

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パイオニアのFMチューナーのTX-8900兇任后

今回はこれを修理してみます。


年式は1976年製ですので40年近くも前の製品となります。

プリメインアンプのSA-8900兇肇撻△里發里任垢、チューナー単体で見ますと定価65,000

円と当時のものとしては大変高価な方に入ります。 



下位機種のTX-8800は良く売れたと見えて中古市場でも良く見かけますが、本機は6万円からの高

級チューナーと言うことだからなのか、はたまた単純に人気が無かったのか分かりませんがあまり見かけ

ません。


主な特徴は、FMは5連バリコン、AMは3連バリコンでMPX部はPLL方式を採用し、IF部の検波

器には超広帯域直線検波器と言うちょっと聞き慣れない方式のものが使われています。


この頃には既にICも多用されてきて複雑な回路は専用ICの中にブラックボックス化されており、何も

分からなくても一つのパーツとして扱うことが出来る時代に入っていたようです。



症状は良くあるFM、AM共に受信感度が低いと言うものです。

これは年数的にも普通に経年劣化したものでしょう。


さすがに6万からのチューナーの整備となりますと専用の測定器が欲しくなります。

それなりの値段のするものですが調整には必需品となります。

チューナーの修理はあまり無かったのですが、なぜか最近増えてますので揃えても良いかなとも思ったり

します。



取りあえず、中身を見てみます。

割とギッシリ詰まっている方です。  重さも9.1Kgありますからチューナーとしては立派なもんで

す。




イメージ 1





フロントエンド部です。

FMの周波数直線型の5連バリコンにAMの3連バリコンが見えます。




イメージ 2





底面部からの内部状態です。




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修理内容は普通にオーバーホールとなります。


劣化コンデンサ、トランジスタ等の部品を交換を行いました。

トランジスタは入手困難品もありますので代替品を調べて使います。


ランプはまだまだ使えそうです。 これはそのままとし次回、球切れした時に考えましょう。



と言うことで通電チェックです。

受信感度は特に調整することも無く上がり普通に使えるようです。 

古くて動作はしているものでも、このように劣化部品交換だけで感度を上げることが出来ます。


暫く、この状態で様子を見てみます。


...ン、40年前のものがこのままで終わるワケが無いと思っておりますとやはり症状が出てきまし

た。


何となく音声は歪っぽく、途中でポツポツとポップノイズも混じるようになりました。



歪は接点が酸化した時の濁りに似ていますので、接点を持つスイッチ類の点検整備となります。

特にロータリースイッチの接点が酷く、整備しましたらこれは復旧しました。



ポップノイズの方は厄介で連続性が無く不定期的に現れます。


これは半導体ノイズとも抵抗ノイズとも違うようですし原因不明です。

最初は冷蔵庫等からのパルスノイズもしくは車等のイグニッションノイズかとも思いましたが、どうもこ

れとも違うようです。



暫く考えて、やはりアレしか考えられない....と言うことで半田不良を疑います。


基板を目視検査してもハンダのクラック等の状況は確認出来ません。

しかし、これしか原因が見当たりませんので、取りあえずハンダの盛りの少ない箇所、熱影響を受けやす

い箇所、機械的に何等かの力の加わっているようなハンダの箇所を中心にハンダ盛り作業を行ってみま

す。


これ等に一番該当する怪しい基板は電源基板となりますので、まずはここから始めてみます。



ハンダ修整終了後、通電しノイズの発生状況を確認します。

どうやら、この時点でノイズの発生はピタリと止まったようです。 1時間、2時間と様子をみても発生

しなくなりました。 予想通り、主原因は電源部にあったようです。

結局、1日通電して確認しましたが何等異常を認めませんでした。

念のため残りの主回路の基板についてもハンダ盛りを行ってみました。


これらの作業でポップノイズは完全に消えました。




さて、アンテナ出力は75ΩのFコネクターが使えない昔ながらのケーブル直付け式でしたので端子板ご

と新規製作してFコネクターを使えるようにしました。


整備後の内部写真です。 




イメージ 4





AMの方も感度が低いようですが、電波状況の悪い場所での作業ですので整備後の状況は特に変化が無い

と言うか良く分かりません。

AMは調整箇所が少なく、コア等を調整しても変化も少ないようです。


メインの回路はIC一個に纏まっており、3連バリコンを使っているとは言え基本的には普及機クラスの

ものとも回路は同じようです。

このICはまだ何とか入手可能なので新規交換を行ってみました。

何しろ脚部は酸化して真っ黒ですので、これが何も異常無く正常なものとも思えません。


この交換効果はあり、受信感度が少しですが上がりました。 

アンテナを張るなり、付属バーアンテナでも受信状況の良い部屋なら実用レベルになるでしょう。

部品の劣化が原因によるものは、ただ調整しただけでは感度は回復しません。


このICの他、パイオニアの専用ICが幾つか使われています。

まだまだ暫くは使えると思いますが、これらが劣化もしくは故障すると代替品も無く入手困難なことから

少々厄介なことになります。

これらが今でも入手出来るなら交換しておきたいたいところです。




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次にツマミ類及びパネルを外して内部清掃を行います。

特にフロントのガラス面にはカビもあったりしますのでガラスクリーナー等で磨いておきます。


さて、その後はアンテナを接続してFMの受信テストです。


FMは受信感度、選択度もまずまずで価格なりのものが感じられます。

音質は特筆すべき際立った処は無く少し平凡な感じがしますが、雑音は少なく超ローノイズです。


この状態で、専用測定器で再調整を行えばもう少し良くなると思いますが、現状でも実用上はOKなレベ

ルにはあるようです。


まだまだ40年前の製品でもきちんと整備すれば十分使えます。

Quad22 イコライザー の製作 (1)

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暫くオーディオ機器の修理ばかりやっていて、修理済みの機材も増えたためアンプ類の製作予定が少し狂

い出して来ました。

アンプ等は何台あっても使い切れないし、また不自由もしていないのでどうも製作ペースが落ちていま

す。


アンプを作るきっかけと言うのは単純なもので、部品が余っているから何とか使おうかとか、新しいデバ

イスが手に入ったので試してみようとかそんなものです。



と言うことで作りかけのものもありますが、当面の必要順序からは真空管式のプリアンプがあります。

特にイコライザーは半導体よりは真空管の方が良い。 考えるとCDの時代になってからイコライザーを

作っていなかった。 


半導体EQの音にも不満はあるし使えそうな部品もあることだし、それにアナログを中心に器材の見直し

を考えたいのでと、どうしても質の良いイコライザーが製作順位としては高くなります。


まあ、何だかんだと勝手な理由を付けて作り出そうと言うわけですが、管球式のプリアンプは過去には

マッキン、マランツをはじめ各種のものを製作してきましたが、どうも今はそれらが1台も残っていな

いこともあります。

これも考えると勿体無い話ですが、そんなことでここでもう一度作ってみようと言うワケです。


CD用にはラインプリがありますので、後はイコライザーだけあれば良いことになります。

MCはヘッドアンプかMCトランスを加えれば良いし、イコライザーだけですと製作も簡単になります。


バラックで組んでも作れてしまいますが、ここはきちんとケースに入れて体裁は整えるようにします。




今回はイコライザーの回路にクオード22を採用して、これにバッフアー・アンプを加えたもので考えて

います。

オリジナルのQuad22は4球式のシンプルなものですが、プリアンプとして十分な性能を持っており

今でも愛用者は多いようです。


トータルゲインは45dB程度として、プリとして必要最低限度に抑えSN比を稼ぐ設計としています。

多少、感度の高いパワーアンプなら単独使用でも十分これで間に合います。

また、バッファーアンプには色々な回路が考えられますが、これが最終的なものでもありません。


入力切替も付けていますが、最終的にこれは省略して多少ゲインの高いボリューム付イコライザーとして

使用することを考えています。


元々、シンプルなクオード22ですがイコライザの動作解析は難解です。 

ここはトーン回路も省略して更にシンプルに纏めてみようと言うワケです。




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クオード22のイコライザはEF86(6267)の五極管1本で済ませています。

その為、回路的には長所と短所が幾つかありますが、長所の一つとしてはシンプルゆえ単純に製作は容易

になります。

短所の一つとしてはイコライザーとしてのゲインは低いのですがSN比があまり良くありません。


ここに使われるEF86(6267)は今では比較的高価になっていますが、ノイズに対して選別する必

要があり各社のものを幾つか用意しておく必要があります。


写真のものは70年代のTESLAのEF86 軍規格品です。

一応4本ありますが手持ちのストック品です。


EF86と言えばメッシュタイプが思いつきますが、これはテレフンケンスタイルのメッシュ無しのもの

です。 テスラらしい大変作りの良い球です。




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左側の2本のEF86はメッシュもどき?のようなロシア製のものです。

これもどの程度のものか差し替えて調べてみるつもりです。


バッファーは12AU7で考えていますが、これもノイズの少ない物を選ぶ必要があります。

ここには12AU7の軍規格の高信頼管の6189を使う予定です。

フィリップスACG製ですが、他にもGE、シルバニアと幾つか手持ちにありますので良さそうなものを

選別して使います。




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と言うことで、また少しずつ部品を揃えながら製作を進めて行く予定です。

浅草寺 伝法院庭園

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今年も桜の季節がやってきました。

ここ隅田公園の桜は隅田川の両岸を約1kmにわたって桜並木が続き、東京スカイツリーとのコラボが楽し

める人気スポットです。

毎年のことながらの風景ですが、既に花見見物客で一杯です。



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さて、こちらは浅草寺の伝法院庭園(通常非公開)が今年も特別公開されますと言うことでやってきまし

た。


普段は見ることが出来ませんが、伝法院は浅草寺の本坊で約3,700坪の立派な庭園があります。

この庭園は寛永年間(1624~44)小堀遠州(こぼりえんしゅう)により作庭されたと伝えられる

「廻遊式庭園」で国の名勝に指定されています。



樹齢300年と言われるしだれ桜が見事です。




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本日、こちらでは投扇興が行われていました。

投扇興(とうせんきょう)とは日本の伝統的対戦型ゲームの一種で、桐箱の台に立てられた「蝶」と呼ば

れる的に向かって扇を投げ、その扇・蝶・枕によって作られる形を、源氏物語や百人一首になぞられた点

式にそって採点し、その得点を競うものとあります。


江戸時代中期より伝わる伝統ある遊技ですが、お座敷遊びの一つと思う方が多いかも知れません。

浅草においても投扇興は花柳界のお座敷などで行われているようです。


簡単に言えば扇を投げるだけなのですが、ただ投げて蝶形を落とせばよいというものでもなく、扇と蝶形

の位置関係の型により点数が定められており、再現の難易度の高いものは高得点になるというものです。

枕に当てたり倒してしまったりすればペナルティもとられます。


日本の文化は奥が深いようです。




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庭園内をゆっくり見学してみます。


都会の中とは思えない位にゆっくりと時間が流れて行くような不思議な感覚になります。




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スカイツリーとのコラボです。



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この庭園から眺める五重塔は普段と違って見えます。



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たまには庭園でゆっくりと時間を過ごすのも気晴らしに良いかもね。

Quad22 イコライザー の製作 (2)

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今回のQuad22 イコライザー の電源部です。


特別な回路でもありませんがここでは極力シンプルに、B電圧はトランジスタを使ったリップルフイルタ

ーを採用します。

トランジスタ式のフィルターの方がチョークを使ったパイ型フィルターより安価でリップル除去率も高

く、プリには丁度良い方式です。

但しこれに使えそうな高耐圧のパワートランジスタの数が少ないので、比較的安価で入手容易なパワーF

ETに変更もすることも考えています。 これはどちらか入手具合の都合で決めることにします。



ヒーターは直流点火ですが、これも簡易な三端子レギュレーターで済ませています。


電源トランスは小型のもので済みますが、プリ用ですから磁気シールドやショートリングが付いていれば

万全です。



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さて、それでは大体の基本構想が纏まってきましたので次回よりシャーシーの製作に入ります。

アンプのケースは小型の市販品のものを使っても良いですが、ここでは毎度のことですが自作することに

します。


うまく作れば市販のものより安価で使い勝手の良い物が出来ます。
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