今回はコントロールアンプの製作を考えています。
コントロールアンプと言ってもせいぜい入力の切替え位しか行いませんのでラインアンプと言った方が良いかも
知れません。
CDにも使えるラインアンプとなりますとゲインは多くは必要ありません。
ゲインは10dB以下程度で良いのですが、そうなりますと回路は限られてきまして以前製作しましたP-G帰還ア
ンプのようなものか、更にゲインが1ならカソホロ1段と言うシンプルなモノとかに限られてきてしまいます。
ある程度の性能のものを考えますと2段アンプ以上のものとなります。
これには例のマランツ#7のコントロールアンプ部のコピーも考えましたが、やはりゲインが20db以上と高く少々
使い辛いのです。
そこでゲインは何とか10dB台の前半位で収めたいと思うので、今回は下記のような回路構成を考えてみまし
た。
基本的にはシンプルな2段アンプですが、2段目をSRPPとしただけのものです。
トーンコントロール回路は省略してシンプルなものとさせます。
このような回路でも十分と言うか十分過ぎるゲインとなってしまいますが、まあ何とか使えるでしょう。
この程度のゲインのラインアンプも一台位あっても良いかなと言う軽いノリで製作して見ます。
電源は半導体を使ったリップルフィルターを今回も採用予定です。
極力、小型としたいところですが、具体的にはこれから詳細設計を進めることになります。