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Channel: 音楽と何でも手作りの部屋 Room314
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感光基板用ライトボックスの製作(4)

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今回は出来上がったばかりのライトボックスで露光テストを行ってみます。


クイックポジ感光基板を使うのが初めての場合、露光用のテストチャートなるもので露光チェックが行え

るようになっています。

「これまで難しかった最適な露光時間を簡単に決定することが出来ます」とありますので、早速これを利

用してチェックしてみます。



その前に、クイックポジ感光基板の有効期限は一年間となっており、製造期間の経過と共に露光時間も延

びて行くため露光プロファイルなる資料が添付されております。


これは使用するライトボックスに合った、製造経過時間と露光時間の関係のグラフ(露光プロファイル)

を利用するようになっているものです。


本機の場合、自作品ですのでこれに近い機種の中型ライトボックスのデーターを参考にすることにしまし

た。




イメージ 1





このグラフによりますと、感光基板の製造期間が2カ月未満の場合で露光時間は104秒となり、どんな

に最長でも2分程で露光が完了するようです。


と言うことで、取りあえず1分45秒でタイマーを設定して露光させてみることにします。


ライトボックスのガラス面上に露光テストチャートを乗せ、その上に感光基板を重ねます。

更に、その上にガラス板を乗せチャートと基板を密着させます。

ガラス板を乗せるのは重し代わりの他、基板のズレが目視で確認出来るからです。


でもって、タイマースイッチONです。




イメージ 2





タイムアップ後、露光した基板をバットに入れた現像液に漬けて縦横に揺らしながら感光剤を溶かし、パ

ターンが現れたら基板を取り出し水洗いをします。 


現像時間は40秒です。 また、現像液は30℃が適温のようです。




イメージ 3





チャートの判定は「1、2の白抜き数字が判別不能で3以上が判別できる」或いは「2、3の白抜き数字

が判別不能で4以上が判別できる」のが適正とあります。



現像が終わった基板はボケも無く「1、2の白抜き数字が判別不能で3以上が判別できる」状態となって

いますので、どうやらこれは適正と判断出来そうです。 


一発で露光時間が決定です。 予想通りと言うか、以前より露光時間はかなり短縮されているようです。


蛍光灯と基板の間は30mm程、間を取っていますが、ほぼ中型ライトボックスの露光プロファイルが使

えそうなことが分かりました。  これなら3分間タイマーで間に合いますし、暫くこのデーターを使っ

って様子を見ることにします。



このように露光のポイントはパターン図と感光基板を密着させること、焼付け時間のテストを行い最適な

時間を見つけることです。

また、薬品を使うので正確に扱うことです。

基板面に少し現像液の溶け込み不良らしきものが見られますのでこれは今後注意することにしましょう。



最大露光基板サイズはこれから調べますが、周辺部は反射板を設けましたが多少明りのムラもありますの

で頑張っても150×250mm程度までだろうと思っております。


ここまで大きな基板を作成することも少ないですから実用面では全く問題は無いものと思われます。



超ローコストなライトボックスが出来上がりました。  安価な割には使い勝手もまずまずです。

これで後はエッチング作業以下、従来通りの作業で感光基板を完成させることが出来る環境が揃ったよ

うです。

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