江戸三大祭の一つの深川八幡祭りが16日(日)に行われました。
深川八幡祭とは江東区にある富岡八幡宮の例祭のことで約370年の歴史と伝統を誇り、江戸三大祭り(神田
祭、山王祭、深川祭)の1つに上げられているものです。
今年は御本社祭りと言うことで「二の宮渡御」となります。
今回の見所は何と言っても震災の影響で3年前は中止になりました、重さ2トンからあるあの超豪華な二の宮神
輿が6年ぶりに担がれることです。
普段は富岡八幡のガラス越しにしか見られない二ノ宮神輿、そのスペックは・・・
幅1m36cm
屋根幅2m27cm
高さ3m27cm
総重量 約2トン
鳳凰の目には一対の2.5カラットダイヤ
6本の担ぎ棒を使い150人で担ぐと言う日本最大級の巨大神輿なのですよ。
通常の神輿が大きくても700kg位と言われていますから悠にその3倍からあり、その大きさが分かろうというも
のです。 ちなみに深川の町内一大きい神輿は重さ1トンからあります。
更に、一の宮に至っては二の宮神輿を遥かに上回って何と4.5トンからあるのです。
富岡八幡宮前を出発し三つ目通りを進む。
深川では各町会半纏と白半纏の半纏が二つあり、白半纏は二ノ宮神輿渡御の時に着用する半纏でデザインは
統一されています。 間違えても褌姿に刺青、ましてや神輿の上に乗るなどと言うことはここではありません。
これが黄金に光り輝く二の宮神輿です。
やはり大きいです。 観客からも「デカ~イ」と声が上がります。
深川消防署前では消防ホースによる水掛が始まりました。
深川祭りは水掛祭りとも呼ばれ、沿道の観衆から担ぎ手に清めの水が浴びせられます。
神輿自体すごい重量と言うのに、そこに容赦なく水がかけられ重量も加算され、担ぎ手のコンディションは悪くな
る一方ですが、水をかけられることに意義があり(神輿のお清めと担ぎ手の暑さ対策)、沿道はかなり盛り上がる
のが特徴です。
また深川の祭りはワッショイ、ワッショイの昔からの伝統的な掛け声で、間違えてもセイヤーでもソイヤーでもな
いのです。
隣の深川警察署の前では、差し切りの技 (「さーせ、さーせ」の掛け声を発しながら、手を伸ばし、神輿を持ち上
げる技) が披露されました。
二の宮では何とか差し切りは出来ますが、流石にあまりの重さに揉みは出来ない。
揉み上げの技: 「もーめ、もーめ」の掛け声を発しながら、神輿をぐっと下まで下げ、神輿を三回上下に降る。
そして再度、神輿を頭上まで持ち上げるという力技。
さて、この祭りのクライマックスは永代橋西詰〜門仲交差点〜富岡二、の永代通り間にあります。
太鼓の響きが祭りを盛り上げてくれます。
神輿はいよいよ永代橋を越えてきたようです。
神輿の先頭を歩くが手古舞です。
深川八幡まつりの手古舞は元々は辰巳芸者と有志の人たちと言われ、木遣りを詠いながら歩き昔な
がらの様子を伝えます。
どうやら神輿が近づいてきたようです。
延々、町内8kmを渡御してきました。
今回は連合ではなく二の宮単独なのです。
永代通りの沿道は交通規制が引かれ既に見物客で溢れています。
ここでも消防ホースによる散水が行われます。
富岡八幡の入り口付近では更に盛大に水掛けが行われます。
カメラは水が掛かることも気にせず?なのか一斉にシャッターが押されます。
深川祭りでは濡れることも考慮して出かけないとトンでも無いことになるかもですよ。
と言うことで渡御の終わりは富岡八幡宮。
宮入後、終了となります。
毎度ながらこの祭りの熱気はスゴイ。
二の宮、一基でこれだけの人混みですから。 深川の夏は熱いです。