久し振りに楽器ネタです。
今回は使い込んで年季の入ったKORGのDT-10 のチューナーです。
長年愛用してきましたが、最近フットスイッチのON、OFFの動作が不安定になってきましたので、この部分の修
理を行ってみることにします。
このスイッチ部分の修理には内部の基板を全て取り外す必要があります。
まず、ケース側面のネジ4本と底板のネジ2本を外しますとケースの内部が見られるようになります。
次に上側の基板を外します。
これにはジャック側のネジ、3箇所全部外し、基板取り付けネジ1本を外しますと写真のように外すことが出来ま
す。
一番下側の基板は基板取付ネジ3本を外し、フットスイッチの取付ネジを外しますと取れるようになります。
取り外したフットスイッチです。
このスイッチはモーメンタリースイッチですが、タクトスイッチが使われています。
フットスイッチの整備はこのタクトスイッチを交換するだけでOKと言うことになりメンテ性が大変良いです。
このスイッチだけでも単独で販売して欲しい位のモノです。
右側にあるのが今回交換予定のタクトスイッチです。
と言うことで、タクトスイッチを基板から取り外します。
タクトスイッチを新品と交換します。
ついでに、フットスイッチまでの配線は現状のものは単線で切れ易いですから、このケーブルも交換しておきま
す。
ここまできましたら、LEDもついでに交換しておきます。
交換理由は単純に今のものが飽きたからと言うことと、視認性が良くないので高輝度LEDに交換したいと言うの
があります。
特にチューニングメーターのセンター表示の緑は少し明るくしたいので、気分転換を含めて青の高輝度φ3LED
に交換して置きます。 この辺りは単純に趣味と言うか好みの問題ですが。
また、この緑のLEDは現状のフラット表示の赤のLEDに置き換えて再利用しておきます。
と言うことで、逆の手順で基板類を元に戻し復旧させます。
それではスイッチを入れて動作を確認します。
テスト結果では、フットスイッチは大変快調で誤動作が無くなりました。
また、センターの青のLEDは十分明るくなり屋外使用でも視認性に問題が無くなったようです。
置き換えた緑のLEDと比べてもハッキリと分ります。
さすがはベストセラーだけのことはあります。 丈夫で長持ち、メンテ性も良く、これでまたDT-10は暫く使えそう
です。