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6V6(5V6)pp QuadⅡType アンプの製作 (4)

今回のシャーシーはどうするかと言うのがあります。


いつもですと完全自作となりますが、製作難易度が高いこと及び電動工具もそれなりに利用しないといけません

ので、市販品で具合の良いものがあれば特にこれに拘る理由もあるワケでもありません。


調べて見ましたらボンネットシャーシーがまだ市販されていましたので今回はこれを利用することにします。


このボンネットケースは鈴●堂でもSUシリーズとして扱っていましたが今は店もなくなってしまいました。

唯一、LE●D社のMKシリーズだけが今でも販売しています。

このシリーズにはサイズ的には丁度良いものが無かったのですが、どうも暫く見ない間にMK-380 (W380×

H180×D230 ) が加わっていたようです。

この380サイズは実用性を含め、色々と使い易いので速攻で決定です。




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MKシリーズは彼此もう45年以上販売されている大変息の長い製品で、昔からアマチュアには馴染み深いもの

です。

オーディオ用としては管球アンプの他、半導体アンプや電源ボックスとしての利用が主です。


MKには300、350、400の3サイズのものがありましたが、管球アンプには350では小さくて400では大きい

と言うのがこのシリーズの一番の難点だったので中間のサイズがあると大変具合が良いのです。




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デザイン的には普通のボンネットケースで特に高級感があるワケでもありませんが実用性は高く、このパンチン

グメタルのボンネット(t=0.8 鉄板)は単体でも欲しいものです。

例え、シャーシーが使えなくなってもボンネットはまだまだ使えますので利用価値が高いのです。

アンプの保護は勿論ですが、特に移動時の持ち運びには便利なものです。



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MKには底蓋(t=1 鉄板、ゴム足付)もついておりますし放熱穴も開いてます。


シャーシーの板厚も1.5mmあり強度も十分です。

見た目は何の変哲も無い昔ながらのケースですが、現在でも販売されている超ロングセラー商品であり、それに

はそれなりのものがあると言うことなのでしょう。


・・・・どうも古いものばかりの組合せになってしまったようです。



成田山新勝寺 節分会 2016

成田山新勝寺 節分会 (2016年) に行ってきました~♪


毎年、大相撲力士をはじめNHK大河ドラマの出演者の方々が特別年男として参加することで知られ

ていますが、境内は既に大変な人混みです。



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で、豆まきが始まりました。  

テレビなどで良く見られる光景そのままですね。


一般に豆まきの掛け声は「福は内、鬼は外」ですが成田山では「福は内」のみとなります。

これは昔からの慣わしで、お不動様の前では慈悲が大きいことから鬼も鬼でなくなるからです。

つまり、お不動様の前には鬼はいないと言うことですね。



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でもって、撒かれた豆とお守り他、成田山で頂いたものです。

豆に落花生が入っているところが成田らしいですね。


さてさて、そんなことで今年は福が来ると良いのですが・・・。



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MJオーディオフェスティバル 2016

東京・秋葉原の損保会館で行われました「MJオーディオフェスティバル 」に行ってきました~♪

これは「オーディオ機器の自作・改造を趣味とする方々が一堂に会し、同じ趣味の仲間と交流ができるイベント」

と言う趣旨のもとに開かれたものです。


入り口で入場料(1000円)を払い、パンフレットとCD (MJオーディオテクニカルディスクVol.8) を貰います。


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今回の展示、試聴会の部屋割りは下記のようになっておりました。

2F
メインステージ
読者の自作機大試聴会
マーケットゾーン
パーツ販売、製品販売

4F
404号室
「レッドステージ」
MJ執筆者による試聴演奏会

405,406号室
「ブルーステージ」
MJ執筆者による自作アンプ総合コーナー

408号室
「イエローステージ」
テクノロジー・オブ・ザ・イヤー受賞機展示、
MJ執筆者スピーカー総合コーナー


どうも真空管オーディオフェアよりブースの数も出展数も少ないようです。

まずは2Fのメインステージです。

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残念ながら、大音量で鳴らしてもPAを鳴らしている感じにしか聴こえない。

スピーカーの押出しだけで聴いている状態か・・・。



イエローステージ: FE108-Solを使用したフルレンジシステムの試聴。


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ブルーステージ: 2A3シングル、VT52シングルアンプの試聴


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レッドステージ: MJ執筆者による試聴演奏会。  スイマセン、金田アンプ嫌いなのでパスです。

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全般的に真空管オーディオフェアより参加者は少ないようです。

高齢化が進んでいるようで若い層が見当たらないのが気になります。

昨年はアナログレコードが復活かと話題になったりもしましたが、どうもクラフトオーディオは人気が無いのかイ

マイチのようです。

パーツ販売、製品販売ブースも少なかったので盛り上がりも少ない感じでした。

MCトランスの製作(1)

今回はMCトランスを製作してみます。

製作と言いましても、メインであるトランスが入手出来れば比較的容易に作ることは出来ます。



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ここではトランスはタムラのパーマロイコアのモノラルタイプのものを2個用い、シールド対策としてダイキャストの

ケースに内蔵させます。

後は入出力端子を取り付けて配線作業を行えば作業は終了します。


一次側には3.2Ωと40Ωのタップがありますが、切替スイッチは用いず今のところ40Ω固定で使います。

また、MMとMCの切替スイッチも付けていません。 


このトランスの取付けには樹脂のような非磁性材料を使った方が良いかも知れません。



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配線に間違いが無ければ音出しの仮チェックを行い、異常が無ければひとまず完成となります。


さてさて出来上がったところで、この状態で暫く聴き込んでみることにします。

デジタル針圧計の製作

さて、今回もアナログ関係の製作です。


最近、デジタル式の精密秤が大変安価に入手出来るようになりました。

しかも最小0.01gまで測れると言うスグレモノなのです。

これをオーディオにも利用しない手はありませんので、早速購入して見ました。

この手の秤は種類も多く、中には価格も1000円を切るものまであります。  でも大半はC国製で信頼性ではイ

マイチと言った感はありますが・・・。


でもって、針圧計に利用目的で入手したものはコレ。 

現物は大変、小型軽量で、最大計量が200gまでで最小が0.1gとなっています。

0.01gまでは必要無いだろうと言う事で決めましたが、考えればこのクラスの価格帯の秤の構造、原理はどれ

も同じようなもので桁数を切り上げただけのものだろうと思います。 

やたら数字を増やして数字がバラバラ出てきても見辛いだけで、実用上最小0.1g も測れれば一般家庭では

不自由なことも無いのでこれで十分です。  

針圧計以外の用途では菓子、パン作りにも使いますので精密秤はどうしても必需品なのです。


このシ●ワ製の精密秤には校正用の分銅(100g)が付いています。

早速、これで校正してみます。



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取説に従って、どうやら校正が終了したようです。


さて針圧計として利用するには、これに別に台座を新規製作して取付ける必要があります。

カートリッジの磁力によって台座の金属板に引き寄せられてしまうのを避けるためのもので、非磁性のアルミ板

で写真のようなものを作ります。

針圧計の製作と言いましてもコレだけのものです。




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このアルミ台座は手持ちのアルミ板の端材の1mmの板圧のものを使用しましたが、僅か数グラムの針圧を測

るだけのものですから、これより薄い0.5mmでも問題ありません。

加工はアルミ板にカッターナイフで切り込みを入れて、万力のようなもので挟んで曲げるだけで済みます。




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次に、出来上がったアルミ台座を両面テープで本体に貼り付けて完了です。

製作と言う程の物でもありませんが、実用性はこれでも十分です。


試しに1円玉を載せて測って見ます。

1円玉は1gあることは良く知られていますが、この重量精度は意外と高く精密天秤で50個測っても50gを示す

と言うものだそうです。 さすが造幣局。 

実際に測っても1.0gを示しますので十分でしょう。




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それでは針圧を実際に測って見ます。



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このカートリッジの指定では1.7gとなっていますので、これに合せてウェイトの調節を行います。


この針圧調整は重量級のカートリッジでサブウェイトを使った場合、アーム本体のカウンターの目盛りが合わなく

なりますので必需品となります。  


今はデジタルで簡易に測定出来ますので便利な時代になったものです。



MCトランスの製作(2)

前回、製作しましたMCトランスの試聴をしようとしましたらどうもプレーヤーの調子が悪い。

DP-6000のスイッチがおかしいのか、稀にモーターが回らない時がある。


本機の修理は以前行っておりトランジスタ類は交換済みですので、ここは単純にコントロールボックスのスイッチ

不良か、はたまたリレーの不良と言うことになりそうです。

ロジック回路のIC不良と言うことも考えられますがメカニカルな部品の方が先にやられるでしょうから、リレー

から点検して見ます(写真の緑色の部品)。


このリレーには日立のリードリレーが使われています。

リードリレーは大変寿命の長い製品ですが、流石に40年から経過しており他のアンプでも不具合の報告が出

ていることから一番怪しい部品となります。

コイル電圧を測りますと所要の電圧は掛かっているようです。 厄介なことにモーターの回らない症状が出たり

出なかったりですので外して調べない限りどうもそれ以上のチェックが出来ない。


取りあえず怪しいものは交換してみようと言うワケですが、既に同じ製品はありませんので代替品となります。

その代替品も今では入手が難しい状態のようです。

部品箱に何とか使えそうなものが見つかりましたのでこれで代用して見ます。




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どうやらリレー交換後は正常に動作するようになったようです。

今のところ不具合症状は出なくなりました。


ついでですので、コントロールボックスのスイッチ類を点検して見ます。



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スイッチの接点はかなり黒くなっていますので、どうも接触不良も出易い状況です。

40年から経過していますので、まあ色々出てもおかしくはありませんが。


このスイッチは板バネ方式の簡易なもので、どうもイマイチという感じがしないでもない。

しかも操作感も良くないので、ここは新規交換を考えることにします。




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ここは全数、マイクロスイッチに交換してみます。


スイッチの照明ランプも少し薄暗くなってきましたので、ついでにランプも交換してみます。

ここに使われている麦球はもう市場にも無くなったようで探しても見つかりません。

現在ではLEDが主流ですので、いよいよ麦球からLEDに変更してみます。


------ と言うことで、あっさりと修理完了です。

全て交換後はすこぶる調子が良いようです。

スイッチの操作感も良く、何等問題なく動作するようになりました。

照明も十分明るくなりました。



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でもって、これから試聴です。


使用したカートリッジはDL-103FLです。



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トーンアームはWE-308です。

今回は自作のMCトランスのものにもう一つ、AU-300LCを加え比較試聴して見ます。



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AU-300LCの中身です。

MCトランスが2個入っておりました。

どうやらTAMURA製のようです。


自作MCトランスは普通に動作しますと言うかちゃんと鳴ります。

同じTAMURA製と言う事もあるのでしょうが、どうも似たような音質です。

一聴してその差がはっきり分かる程の大きな差はないようです。


DL-103FLからはどちらも少々大人しめの大変質の良い音質が得られています。


これから暫く聴きこんでみますが、本機との比較試聴ではコスパはかなり良いものとなったように思われます。



6V6pp QuadⅡType アンプの製作 (5)

今回使用する電源トランスです。

当初はノグチを考えていましたが、LUXの8A54が入手出来ましたのでコレを採用して見ます。



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今となっては大変古いトランスですが、これでも電流は220mA取れますから6V6用には十分です。

チョークトランスはノグチのPMC-228Hを使い、整流は5AR4の整流管を使います。

5V端子も無くなりましたので出力管は6V6のみとなりました。




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電源部回路図

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次回より具体的に製作に入っていく予定です。

KORG DT-10 の修理

久し振りに楽器ネタです。


今回は使い込んで年季の入ったKORGのDT-10 のチューナーです。

長年愛用してきましたが、最近フットスイッチのON、OFFの動作が不安定になってきましたので、この部分の修

理を行ってみることにします。



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このスイッチ部分の修理には内部の基板を全て取り外す必要があります。

まず、ケース側面のネジ4本と底板のネジ2本を外しますとケースの内部が見られるようになります。



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次に上側の基板を外します。

これにはジャック側のネジ、3箇所全部外し、基板取り付けネジ1本を外しますと写真のように外すことが出来ま

す。



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一番下側の基板は基板取付ネジ3本を外し、フットスイッチの取付ネジを外しますと取れるようになります。



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取り外したフットスイッチです。

このスイッチはモーメンタリースイッチですが、タクトスイッチが使われています。

フットスイッチの整備はこのタクトスイッチを交換するだけでOKと言うことになりメンテ性が大変良いです。

このスイッチだけでも単独で販売して欲しい位のモノです。


右側にあるのが今回交換予定のタクトスイッチです。

と言うことで、タクトスイッチを基板から取り外します。



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タクトスイッチを新品と交換します。



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ついでに、フットスイッチまでの配線は現状のものは単線で切れ易いですから、このケーブルも交換しておきま

す。



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ここまできましたら、LEDもついでに交換しておきます。


交換理由は単純に今のものが飽きたからと言うことと、視認性が良くないので高輝度LEDに交換したいと言うの

があります。

特にチューニングメーターのセンター表示の緑は少し明るくしたいので、気分転換を含めて青の高輝度φ3LED

に交換して置きます。  この辺りは単純に趣味と言うか好みの問題ですが。


また、この緑のLEDは現状のフラット表示の赤のLEDに置き換えて再利用しておきます。



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と言うことで、逆の手順で基板類を元に戻し復旧させます。



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それではスイッチを入れて動作を確認します。


テスト結果では、フットスイッチは大変快調で誤動作が無くなりました。


また、センターの青のLEDは十分明るくなり屋外使用でも視認性に問題が無くなったようです。

置き換えた緑のLEDと比べてもハッキリと分ります。


さすがはベストセラーだけのことはあります。 丈夫で長持ち、メンテ性も良く、これでまたDT-10は暫く使えそう

です。




アナログオーディオフェア 2016 に行ってきました~♪

秋葉原の損保会館にて開催される「アナログオーディオフェア2016」に行ってきました~♪

入場は無料ですが、その割には会場内は意外と混み合う様子もなく比較的閑散とした状態でした。


どうもアナログ関係の年齢層は相変わらず高めのようです。


この会場の2Fでは書籍、レコード関係の販売が主でした。




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それでは3F~5Fまでのブースを見てみることにします。


ここはテクニクスのブースのようです。 


各ブースともレコードの試聴が主ですが、当たり前かも知れませんが何処もアナログの音がします。

CDの音とは明らかに違っており、実に自然で優しい音が聴こえてきます。



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以下、各ブースの様子です。

どうもメーカーさんの製品にはあまり興味が無いので(どれも高価なので目、耳の保養程度か)、各ブースを聴き

流しで回ってみました。



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何処のアナログプレーヤーも昨今のもので良いものはかなり高価でトンでもない値段のようです。

初心向けにはローコスト製品もありますが、どうも2極化しているようで中級クラス向けの手ごろな価格の製品が

少ないように思われます。


かの名器SL-1200も生産中止になってから5、6年経過しただろうか。 

その後今年には入ってからアナログ人気の復活とともに再生産の話が上がりましたが、30万円からの価格にも

係わらず既に完売状態のようです。

国内限定分が300台だったようですが、それも何と予約開始後たった30分で終了とは・・・。


さて、会場内で一番目立ったのがコレ。

TEACのA-7030GSLです。

未だ健在なりと言ったところでしょうか。  大変存在感があります。



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以上ざっと見てみましたが、どれもターンテーブルのゴツいこと。  

どうやらハイエンド系は糸(ベルト)ドライブ式が主流のようで、起動特性を重視した放送局仕様のプレーヤーと

は考え方が異なるようです。


どうもこれらの製品には縁(円)が無さそうなので、ここは適当に切り上げて暫くぶりに秋月電子の方に行ってみ

ることにします。

秋月は秋葉原店では無く八潮店の方です。  こちらの方が秋月らしさがまだ残っています。



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この八潮店の方が店内が広くパーツ類も多く、しかも見易く並んでいます。


そう、秋月と言ったらジャンク袋。

と言うことで名物の「お楽しみ袋」をゲットします。

話はガラリと変わって、ハイエンドオーディオからいきなりエコノミーオーディオ的な方向へ転換と言うワケで

す。



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この手の袋はハズレのこともありますが、大体購入価格以上のものは入っているようです。

今回はまずまずと言ったところでしょうか。  





YAMAHA  C-2  コントロールアンプ 修理 (8)

YAMAHA C-2  のその後です。


修理後、年数が経過し今まで異常なく動作はしていましたが、考えれば特性の測定をしていませんでしたので改

めて行ってみることにしました。

このC-2は今でも人気があるようで使われている方も多いようです。

そこで昨今のアナログブームと関連して本機をもう一度再チェックしてみようと言うワケです。


さて、それではラインアンプから見てみます。

AUXから出力端子までの入出力特性です。


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入力感度は122mVで約775mV程ありました。

従いまして、ラインアンプのゲインは6.35倍(約16dB)となります。

これはメーカー発表値とも良く一致しています (データーはLEFTchを示していますがRIGHTchも殆ど同じで

す)。

何しろアナログ全盛期の設計ですからCD入力ではゲインが少し多いようです。


またリニアリティは約1.7Vまであり、この時の最大出力は約10.6V程となります。

最大出力はこれで十分ですが、特別大きい値と言うことでもなく半導体アンプとしては普通位です。



次にラインアンプ部の周波数特性を見てみます。



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周波数特性は高、低域とも大変良く伸びています。

低域は10Hzで-0.3dB、高域は100KHzで-0.4dBとなっており、これもメーカー発表値を十分満足してい

ます。  また、変なピークもディップも無く大変素直な特性です。


ピンク色の線はサブソニックフィルタースイッチをONにした時の特性となります。


ミューティングスイッチをONにしますと約-20.3dB程ゲインが低下しましたので、ほぼ表示通りのミューティン

グ値となります。


ラインアンプ部は左右chとも殆ど同じ特性でしたので、これで現在も正常に動作していることが分かりました。




YAMAHA  C-2  コントロールアンプ 修理 (9)

前回に引き続きYAMAHA C-2 の測定を行ってみます。


まずはトーン回路のトーン特性から見てみます。

BASS、TREBLEのそれぞれのMAXとMINを測定してみました。




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カタログではBASSは50Hzで±10dB、20KHzで±10dBですが、実測ではBASSはMAX9.3dB、MIN

-9.6dBでした。   同じくTREBLEはMAX10.6dB、MIN-10.1dB でした。


どうも交換したコンデンサの誤差が僅かに出たようですが、まあ殆どメーカー発表値と変わりがありません。

可変量も±10dBまで使うこともありませんのでこれで十分かと思われます。


C-2のトーン回路は20ステップ,21ポジションのアッテネーターで切り替え、中点ではトーン回路がキャン

セルされますので完全にフラットとなります。   また、ターンオーバーはそれぞれ350Hzと3.5KHzになりま

す。



次にイコライザー部に移ります。

イコライザーの耐入力について調べてみます。


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まずイコライザーのゲインは2.15mV入力時、出力は122.6mVありました。

このことから、イコライザーのゲインは約57倍(35.1dB、at1KHz)あることが分かります。

ラインアンプのゲインが16dBでしたので、プリアンプとしての総ゲインは16+35.1=51.1dB となり、約51

dB(約360倍)程あることが分かります。    これは標準的なプリアンプのゲイン構成となります。


よってイコライザー入力感度は約2.15mV (プリOUT 0.775V)となり、メーカー発表値とほぼ一致します。


ダイナミックレンジはPHONO入力 300mVまでリニアリティがあり、その時の最大出力は17.4V(at1KHz)

程あります。   更に入力を加えますと出力は上がりますが、入力500mVで出力23.1V程で頭打ちとなりま

す。

従いまして、イコライザーの耐入力は300mV(at1KHz)と見て良いかと思われます。

この頃のプリアンプでは半導体でも耐入力500mV程度のアンプもありましたから必ずしも大きな値ではありま

せんが十分であるとは言えます。



さて、次にイコライザーのRIAAの特性を見てみます。



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これは大変見事なデーターが得られました。

中央の赤のラインがRIAA偏差を示しています。

実測では20Hz~20KHz間でRIAA偏差が±0.2dB以内に収まっておりメーカー発表値を上回ります。

20KHz以降はダラ下がり状態です。


LEFTchのデーターを示しましたがRIGHTchも同様でした。

イコライザー素子に使われた抵抗、コンデンサの精度が劣化も無くかなり良いことが分かります。



以上のことからC-2のレストア後も殆ど正常に、メーカーの初期性能を維持していることが分かりました。




C-2はSN比が大変良く、MCカートリッジもMM感覚で取り扱えるなど利点が多いです。 クセの無い音は物足

りなさを感じるかも知れませんが、イコライザーのデーターから見ても分かるようにフラットで色付け感は全くあり

ません。

我が家のパワーアンプでは力不足なのか、文字通りナチュラルサウンドのC-2とはどうももう一息と言う感が強

いようです。  ですので、他の良質のパワーアンプと組み合わせてみないと今のところは良く分かりません。

もともと同社のB-2、B-3辺りとの組合せを想定したもののようですので、本来の本領を発揮させるにはこの

クラスのものは最低必要なのかも知れません。 

C-2が作られた時代のことを考えても、これはかなり良く出来た正統派のプリアンプと言うのが印象です。







6V6pp QuadⅡType アンプの製作 (6)

6V6ppのその後です。


暫く、修理品の整備を行っていましたので長々と中断したままでしたが、どうにかシャーシーの加工が終わりまし

た。

既成品のシャーシー使用ですので穴明けだけで済みます。

シャーシーの板厚も1.5mmと厚くありませんので加工は比較的容易な方です。



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と言うことで次回より部品取り付けの上、配線に取り掛かります。




6V6pp QuadⅡType アンプの製作 (7)

シャーシーに部品を仮配置し、加工寸法のチェック及び修正行います。


今回のアンプの全体像は下の写真のようになります。

パワーアンプですので前面はスイッチのみのシンプルなデザインとしています。



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シャーシーの背面側です。



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手持ちに中華製?の出力トランスがありましたので、このトランスを使った場合の調査も行う予定です。

この出力トランスは取付寸法がタンゴのものと変わりが無いのでそのまま差し替えが可能です。



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どうやら加工寸法は問題無かったようですんなりと部品が取り付きました。

さて、次回より配線作業に掛かって行きます。




6V6pp QuadⅡType アンプの製作 (8)

今回のアンプの配線には基板を用います。


写真のようなハトメ基板を左右ch用に2枚作ります。

4ヵ所の大きな丸穴はホールソーを用いて穴明けを行っています。



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と言うことで、次回は電源基板を製作します。




6V6pp QuadⅡType アンプの製作 (9)

さて、前回の続きでまだ基板の部品の取付途中ですが、ここで一度基板を仮付けして配置状況を確認してみま

す。  

MK-380のシャーシー高さは50mmしかありませんので、部品の高さ制限を受ける場合があります。



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どうやら予定通り、基板は内部に収まりそうですのでこのまま作業を続行します。

並行して電源基板の製作に入ります。







6V6pp QuadⅡType アンプの製作 (10)

その後、電源部の基板が出来ました。


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電源部の基板はアルミのアングル板を用いて本体内部に固定します。



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基板関係の関係の本体取付は以上で終了です。

残りの作業は、ひたすら配線のみとなります。



ハムフェア 2016 へ行ってきました~♪

ハムフェア 2016 (9月20日~21日) へ行ってきました~♪

会場内は毎度同じような内容ですので今回は省略しまして・・・。


でもって、今回のジャンクの戦利品は中古のACボルトメーター(ミリバル)、 VP-9623Aです。

これは既に製造中止品で古い物ですが、2ch式ですのでオーディオには大変都合の良いものです。


ジャンク品では知る限りの激安!! 

で、速攻でゲットです。 



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外観は大きな傷もなく美品で、この手の測定器としては大変状態の良い物でした。



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通電し軽くチェックしますと普通に動作するようで、どうやら故障はしていないようです。


また、2chの指針は良く揃っており、手持ちのミリバルと比べても殆ど同じ値を指しますのでこのまま

でも使えそうな感じです。

とは言え、経年劣化はありますので暇を見て部品の交換は行っていきますが・・・。


3年前に同ハムフェアで入手したCR発信器(ORC11)は、その後修理を行い現在も正常に動作して

おり、また大変低歪率であることも分かりました。


このORC11との組合せで今後も十分使っていけそうです。


ヘッドホンの修理 MDR-CD900ST (1)

今回はヘッドホンの修理を行ってみます。


修理品は言わずと知れた音楽業界ではモニター用としてスタンダードとなっているMDR-CD900STです。

1989年の発売以来、特に録音関係でプロに愛用されてきたモデルですが、用途がモニター用ですのでその音質

はピュアで色付けは無く、オーディオ用としては少々色気は足りないようです。


録音に関しては言えば、所謂アラ探し用にはピッタリでまさしくモニター用途そのものなのです。  

バンドの録音チェックには大変有効で必需品ですが、長く使い続けますとどうもヘッドバンドからのケーブルが断

線し易いようです。


2年位前にケーブルが手持ちに無かった為、応急的に断線箇所をハンダで接続し直しましたが長くは持たずで

また再発しましたので、今回はヘッドバンドも傷んだこともあり丸ごと交換しようと言うワケです。




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まず左右のイヤーパッドを外します。



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ドライバーユニットが見えます。

ここにはウレタンリングが付いておりますが、どうやら劣化してボロボロのようです。




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新規で購入したヘッドバンド(右側)を用意します。

このヘッドバンドには既にドライバユニット用の配線ケーブルが付属してあります。


実はMDR-CD900STはプロユースと言うこともあり、補修用のパーツが現在でも市販されており自分で修理する

ことも可能なのです。




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古いヘッドバンドを外しますとこんな感じになります。



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次に新しいヘッドバンドと交換してみます。

ついでに傷も多くなった左右のハウジング(写真右側)も交換してみようと思います。



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ヘッドバンドにハウジングを交換しますと見た目は新品のようになります。


部品が現在も供給されているということは大変有難いものです。

どうも古いアンプばかり修理しているせいか羨ましくさえ思えてしまいます。




ヘッドホンの修理 MDR-CD900ST (2)

ヘッドホン(MDR-CD900ST)の修理を続けます。

これから作業に少々コツが必要になってきます。


Rchのハウジングからイヤーハンガーを外します。

ハウジング内部には吸音材が入っていますがこれは再利用します。


イヤーハンガーの古いケーブルを取り外し、イヤーハンガーの溝にヘッドバンドからの新しいケーブルを通しま

す。

ケーブルはヘッドバンドの伸縮に対して十分余裕があることがポイントです。  

但し、あまり余裕を見過ぎますとドライバーユニットへの内部配線が短くなり配線し難くなります。
  



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新しいハウジングにこのイヤーハンガーを取付ます。


取り外した古いハウジングとケーブル(写真下部)。



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ハウジング内に吸音材を取付ます。

ドライバーユニットに新しいケーブルをハンダで元と同じく配線します。



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取り外したLchのハウジング内部です(右側が新規ハウジング)。

Lchのハウジングにはフォーンジャックからのケーブルが通っています。



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Lchのハウジング内にも吸音材を取付ます。


Lchのイヤーハンガーに新規ケーブルを通します。

また、新規のハウジングにもフォンケーブルを取付直します。



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Lchのハウジングにはフォーンジャックからのケーブルとヘッドバンドからのケーブルが来ていますので、この

ケーブルをドライバーユニットに元と同じくハンダで接続します。





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左右のハウジングをドライバーユニットにネジで取り付けてこれを完成させます。

ついでにドライバーユニットのウレタンリングも劣化していますのでこれも交換することにします。



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旧ウレタンリングの残骸を完全除去して新しいウレタンリングと交換します。

ウレタンリングには粘着剤が付いていますのでシールを剥がしてそのままペタンと貼り付けます。



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ウレタンリングの内側のリングには切り込みが入っていますので、この内側のウレタンを取り外します。

左右Chとも同じようにしてウレタンリングを交換します。



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左右のイヤーパッドを取付ます。

今回はイヤーパッドは新規交換しませんが、部品としては供給されており交換可能です。



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と言うことで、あっさりと修理完了です。



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外観は全くの新品状態に戻りました。


最後に音声信号チェックで異常が無ければこれで終了となります。




虹が出た~♪

先ほど、雨上がりの曇りの東の空に虹が出ました。

比較的、大きくはっきりとしている方かも知れません。

珍しいのでパチリと。


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