Quantcast
Channel: 音楽と何でも手作りの部屋 Room314
Viewing all 173 articles
Browse latest View live

MCヘッドアンプの製作(3)

$
0
0

長らく中断していたMCヘッドアンプの製作を再開します。

基板は既に完成していますので後はケースに入れ電源部を完成させれば終了となります。


ケースはTAKACHIの小さめのケースがたまたま入手出来ましたので作業復活となったものですが、どうも少し小

さ過ぎたようです。  これですと主回路の基板をもう少し小型化しておけば楽に配置出来たかと思います。



イメージ 1



今回、電源は指定通りスイッチング電源を採用してました。

手頃な小型のシールド付き電源トランスが入手出来ないことが要因ですが、電圧・電流も低いことから小型のス

イッチング電源が使えればコスト的には大変有利になります。

特に左右独立電源としていますので小型化にも有利ですが、問題はスイッチングノイズだけです。

今回、試してみて具合が良ければ他のアンプにも採用して見たいところですが・・・。


スイッチング電源はシールド板を設けて取り付けてあります。

筐体が小さいので、これでSN比がどの位稼げるかですが、こればかりはやってみないと分かりません。




MCヘッドアンプの製作(4)

$
0
0
MCヘッドアンプのその後です。


余り進展していませんが、今回はスイッチング電源からのノイズが気になりましたのでアルミ板でカバーを付けて

みました。

一般的に小型のスイッチング電源はシールドケースに入っていませんので、微細な信号を扱うヘッドアンプでは

このまま使うにはどうかと言うことで、カバーしておいた方が無難だろうと言う程度のものですが。



イメージ 1



TAKACHIのケースはノックダウン式で良いのですが、ケース・アースが不十分なことがありますのでパネル類

はアース線で結線しておいた方が無難です。 また、アースポイントは塗装を良く剥がす必要があります。 


本機は小型にしましたのでプレーヤーの陰に隠れて目立つ存在でも無いので、デザインも実用一点張りで入出

力端子を前面に持ってきた使い勝手重視の余りカッコの良いものにはなっていません。


さて、ケースの加工も終わり部品類もこれで全て取付が終わりましたので、残りは入出力の配線及び電源部か

らの配線のみとなります。  


と言うことで、配線は左程時間が掛かりませんので次回は測定、調整がメインとなる予定です。




福徳神社に行ってきました~♪

$
0
0
東京 日本橋にある宝くじ当選祈願の神社として知られる福徳神社(芽吹稲荷)へ行ってきました。


地下鉄メトロ、 三越前A6出口すぐのCOREDO室町2の斜め裏手の比較的分かり易い場所にあります。

最近ではテレビのCMにも出てきましたので知名度は上がったかも。


福徳神社(芽吹稲荷)は貞観 年間(859 ~876年)よりこの地に鎮座していたようで、武蔵野の福徳村の稲荷神

社として祀られ源義家が崇敬して太田道灌を合祀し、徳川家康も参詣したと言う由緒ある神社です。

福徳神社とはこの福徳村の地名からきているもので、江戸幕府二代将軍の徳川秀忠もこの神社にお参りに来

て、「福徳とはまことにめでたい神号である」と言って褒め、クヌギの皮つきの鳥居に春の若芽が萌え出たのを見

て、この神社に「芽吹神社」という別名も授けられたと言われています。


関東大震災や第二次世界大戦で転々とし、今の場所に落ち着いたのは40年くらい前だそうですが、由緒ある割

にはこの神社の存在すら知りませんでした。 

それもそのはず、ついこの間まではビルの上にあったそうで分からなかったはずですね。



昨年、三井不動産が室町地区の再開発をするにあたり新しい境内と社殿を完成させました。

更に先月、福徳神社と一体となった1,200m2超の鎮守の森 「福徳の森」 が完成したとのことで出掛けてみたと

言うワケです。



さてさて、福徳神社の鳥居です。 





イメージ 1



でもって、鳥居をくぐって中へ入るとこんな感じ。



イメージ 2



入口に手水舎(てみずや・ちょうずや)があります。

ここで身を清めますが、此処の手水舎は少々他と違って人が近づくと水が流れると言うハイテク仕様になってい

ます。



イメージ 3



昨年出来たばかりのピカピカの神社です。

一見、木造のように見えますが、防火地域のため鉄骨造にヒノキで化粧しているそうです。


地下二階造りになっていてここには駐輪所・防災備蓄倉庫が造られ、非常用の飲料水や食料16,000食分が保管

されています。

ここからCOREDO3や地下通路につながっており、更に、夜にはライトアップもされてと何とも都会的な神社の

作りなのです。




イメージ 4


お稲荷さんなので、神社にいるのは狛犬でなく狛狐です。

鍵らしきものを咥えています。  反対側の狐は玉を咥えています。



イメージ 5



江戸時代、賭博である「富くじ」は私的に行うことが規制されていましたが、由緒ある寺社に限って行われていま

した。  福徳神社は幕府公認の富くじの発行を許された数少ない社寺の一社です。

「福徳とは縁起が良く、ことに当社福徳稲荷の場合は、この社号「福徳」に加えて、秀忠により江戸城から合祀された弁財天が福財神として庶民の注目を集め人気を博したと推察されます」 とあります。
 また、「文政末頃の出版と思われる『江戸大富集』では、福徳稲荷興行の富くじは、当たりくじの最高額が三〇〇両であった」と同社のHPに記載されています。


三百両は今の貨幣価値に換算すると何を基準にするかで変わってきますが、ざっと一両が10万円以上にはな

るかと思われます。  ですので、軽く3000万円以上にはなろうかと。



下の写真は宝くじの当選を祈願するための幸運鈴。 購入した宝くじを三宝の上に乗せ、その上で鈴を鳴らして

お祓い(鈴祓い)を行ってから祈念します。


それにしても福徳とは名前だけでも縁起の良い御利益のありそうな神社ですねぇ。

ここで祈願して当たった・・・・ような気分に浸るだけでも良いかもね。


また、残念ながらハズレてしまった宝くじも此処に持ってくればをお炊き上げをしてくれます(左隣の箱)。




イメージ 6



この神社には6種類のお守りがあります。


芽吹き 富籤守(とみくじまもり):  福社名の福徳(幸福と利益)に因み皆様の幸福と利益が叶いますように。

芽吹き守:  自身の新たなる能力の芽生え成長の祈願に。 会社の成長繁栄の祈願に。

芽吹き 勝守(かちまもり):  新たな企画の成功や契約締結! 試験合格!ここぞという勝負の時に。


その他に、芽吹き 恋守(こいまもり)、芽吹き 商売守(しょうばいまもり)、芽吹き 旅守(たびまもり)があり、いず

れも初穂料五百円となっています。


それにしても今、一番必要なのは富籤守かもね・・・・・。



イメージ 7



当選祈願の「宝袋」もありました。

いかにも金運に恵まれそうな袋の色も良い感じですねえ。

これに宝くじを入れて祈願すれば当たる・・・・・かも知れない宝袋です。




イメージ 8



この福徳の森にはもう一つの神社、「医薬・医療の神様」が宿っているという薬祖神社が移設されています。

この神社も以前はビルの屋上にあったものです。


日本橋にはもう一つの顔として「薬のまち」があります。

元々、日本の主な製薬会社の本社の多くのある界隈でもあるのです。

「日本橋本町の薬業界では、昔から医薬の祖神と言われる大穴牟遅神(おおなむちのかみ)と少名毘古那神(すくなびこなのかみ)の二神を祭神とする水戸の大洗磯前(いそさき)神社や酒列磯前(さかつらいそさき)神社、そして東京上野の五條天神社に参詣して崇敬の念を表してきた」とあります。


イメージ 9



由来としては明治四十一年(1908)、上野公園の五條天神社より、医薬の祖神二柱とされる大穴牟遅神(≒大国

主)と少彦名命を迎えて大祭を挙行したことに始まったものだそうです。




イメージ 10



早速、中に入って参拝して見ます。



イメージ 11



さて、福徳の森のはずれの一角には芽吹茶屋が新設されていました。

お江戸風に言えば水茶屋で今の喫茶店にあたるものです。

ここでは今川焼をメインに揃えているようです。


さてこの福徳の森、ともすれば、都区内の一等地にあって1,200m2超の敷地があればビルの一つでも建ててしま

おうと言うところですが、此処に癒しの空間とも言える神社及び鎮守の森を再建したというところがミソです。

ビルの屋上に、またこれらの神社が作られたら普通には知られることも無かっただろうと思われます。

なかなか粋な計らいだと思います。


多分、都区内でも一番高い土地?に住む神様になるのではないかと思われます。




イメージ 12



今日(23日)は日本橋では大江戸活粋(かっき)パレードの他、幾つかのイベントが盛大に行われておりました。


この福徳神社でも福徳市での「福徳くじの抽選会」及び出羽海部屋による「おたのしみ相撲」が福徳の森の中央

広場で開催されており、これらのイベント終了後に 「2016 東京きものの女王」 の三人が来ていましたのでパ

チリと撮ってみました。



イメージ 13



大変艶やかで歩く芸術品とは良く言ったもので、着物は織から染め、仕立てに至るまで第一級の技術で作られ

ていますので確かにその価値は十分にあります。


ちなみに、2017年の着物の女王は11月6日(日)12:15~15:00、日本橋三越で行われるようです。





6V6pp QuadⅡType アンプの製作 (11)

$
0
0
QuadⅡType アンプのその後です。

長らく中断していましたが、とりあえず配線が終了しました。


基板を使った割には実験機丸出しでスマートな配線とは言えませんが、現在は当初予定の6V6から5V6仕様

に変更しています。

5V6は6V6と基本的にスペックは同じですが、ヒーター電圧が1本あたり4.7Vとなっていますからトランスの6

.3V端子3個を直列接続して6.3×3=18.9Vを得て、ヒーターの4本直列接続で1本あたり約4.7Vを供給

するようにします。   単純に手持ちの都合と前段がブラック塗りのメタル管なのでクリア管の5V6を使ってみたと

言うだけのものです。  GEのブラックプレートのもので見た目はこちらの方が良さそうです。


当初、初段管の直流点火も考えましたが、NFを少々多めに掛けますので此処までは不要だろうと言うことで止

めています。

今回の使用球は5V6(GE)、6SH7(RCA)、GZ34S(JJ)となっています。



アースは基板ごとに纏めて、両chの基板間を錫メッキ線で接続して初段管付近に一点アースで落としてありま

す。

シャーシーの高さが50mmで基板を使うにはもう少し高さがあると良かったのですが、市販のケースを使う限り

は仕方ないところです。


QuadⅡはカソードNFと言うイメージが強いですが、オリジナルは20dBを超える高帰還型のアンプで、現在のト

ランスを使ってカソードNFまで掛ける必要があるのかどうか、もしくはQuad特有の理由があるのかどうかは検

証してみないと分かりません。

カソードNFは専用巻き線を持ったトランスの方が宜しいこともあって、とりあえず今はカソードNFは掛けない方

向で進めています。  

比較的、高感度アンプになりますし、ダンピングファクターは3以上を予定していますのでNFは凡そ12dB以上

は掛けるようになると思われます。






イメージ 1



と言うことで、配線に間違いないことを再度確認して通電してみます。

スイッチON後、ヒーターの点灯、異音、異臭が無いことを確認してスイッチを一度OFFとします。



イメージ 2



内部点検で異常が無いことを確認したら、再度通電してB電圧及びヒーター電圧が正常に掛かっているか急い

でチェックしておきます。


本日は夜遅いのでチェックは此処までとし、明日以降に各部電圧の詳細を測定して行くことにします。

間違いは無いだろうと思っても、普通に誤配線の一つ位は出てくるだろうとは思ってはおりますが、修正及び調

整はこれからとなります。






6V6pp(5V6pp) QuadⅡType アンプの製作 (12)

$
0
0
主回路の直流配分の修正を行いました。


その後、多極管接続で色々調整を試してみましたが、初段の球のノイズが大きいこと及び当然ながら感度が上

がっていますのでオリジナルのように高NFBを掛けるには流石に不安定ですので、ここは断念しまして順当にカ

ソードNFを掛けることにしました。

やはりQUAD型は出力管に何らかの局部帰還を掛けた方が良さそうです。 

カソードNFはノイズに対しても有利で、5結に比べて約2倍のグリッド励振電圧が必要ですが5V6はKT66より

は感度が高いので問題にはなりません。 

なお、カソードNFを掛ける前の裸ゲインは約41.5dB(119倍)程ありました。


また、出力管は6V6ではなく5V6を使いましたが、これらはバラ球で購入したものにも拘らず上下の球は大変良

く揃っておりました。

DCアンバランスも1.5mA以内でしたので十分です。




イメージ 1



電源部は思っている以上にB電圧が低かったのでタップを変えてB電圧の調整を行いました。

無信号時の総電流は約160mAでトランスの定格220mAに対し余裕は十分です。



イメージ 2



下のグラフはカソードNFを掛けた状態での入出力特性です。

LEFTchのみを示していますが、RIGHTchとの差は0.2dB程で良く揃っている方です。

ゲインは約37.4dB(74倍)程ありますので、カソードNFとしましては約4.1dB程掛かっていることになりま

す。

最大出力は約13Wあります。 これ以上は入力を増やしてももう出力は上がりません。

なお、この時の入力感度は約0.2Vとなります。



イメージ 3


カソードNFのみでの周波数特性です。

非常に素直なカマボコ型の特性となっています。

これを見ますと高域はともかく低域の落ち込みが少し大きいようです。



イメージ 4



QUAD型の特性に出力トランスの特性が加わったものと見ていますが、次回はこれにオーバーオールのNFBを

掛けてみることにします。


YAMAHA F100-112 ギターアンプの修理

$
0
0
今回は修理依頼のあったYAMAHAのF100-112 ギターアンプの修理を行ってみます。


これは1979年発売の12インチスピーカー一発の100Wコンボアンプです。  まだビンテージと呼べるまでに

は行きませんが当時の定価で10万円からの代物です。

100Wのコンボアンプは珍しく、しかもスピーカー一発ですからコンパクトと言えばコンパクトですが25Kgからの

重量があります。


このアンプは今でも人気はあります。 

YAMAHAにしては出来の良い半導体ギターアンプで、硬めでどうにもならなかったJシリーズと違いFATな感じ

でかなり真空管を意識したような音作りになっています。

チューブアンプと比べれば違いはありますが、ROLANDのジャズコならこちらの方が好みです。


修理依頼内容は 「音が出ない」 それだけです。

ヒューズは切れていませんから電源は入れられそうですが、確認しますと症状は依頼通りのまんまでした。

外観を含めかなり使いこまれている感じです。  しかしながら、このアンプはまだまだ現役で使える内容を持っ

ていますので廃却とするにはチト惜しい。

さて、それでは直してみましょうと言うことで内部の点検を行ってみます。



イメージ 1



裏蓋を外して内部を点検してみます。

パッと見て、ありゃっ!   スピーカーが違う。

このアンプには確かYAMAHAのJA3062が使われていたはずですが、見るとFOSTEXの12W150に変更さ

れています。

12W150はPA用のウーハ―でギターアンプ用途には如何なものかと言う感じです。

特性を見てみますと・・・・やはりギター用には向きそうにもない。  まるで分かっていない。

耐入力は150Wからありますからガンガン鳴らせるか知れませんが、まあそれだけのものです。




イメージ 2



念のためスピーカーのボイスコイルを点検してみます。

----やはりと言うか、導通がありません。

このスピーカーは見事に断線していました。  鳴るワケが無いよね。



イメージ 3



150Wクラスのスピーカーが飛んだとなりますと、アンプ部の方も怪しくなってきます。

それはゆっくり調べるとしまして、ダメになったスピーカーの取り外しを行っていきます。

まず、内部のリバーブタンクを外してみます。

タンクのカバー無いからアキュトロニクスのリバーブユニット、4EB3C1Bが出てきました。 

意外に良いものが使われていました。

スピーカユニットを外して点検しますと、どうやら完全にボイスコイルを焼き切ったようです。

と言うことでユニットは廃却となります。




イメージ 4



スピーカーユニットを取り外し、アンプユニットも取り外してみます。

パワーアンプのユニットはこの放熱器のカバー内部に付いています。



イメージ 5



アンプユニットの内部の状態です。

密閉されていますから年数の割に埃も無く一見状態は良さそうですが、40年近く経ったアンプですのでそうは簡

単に問屋が卸さないと思われます。



イメージ 6



パワーアンプ部のカバーを外しますとパワーアンプ基板が見えてきます。

こちらも焼損したところも無さそうで見た目だけは良さそうです。

使われているトランジスタも今では古いものですね。



イメージ 7



放熱器の反対側にはサンケンのCANタイプのパワートランジスタの2SC1586が2個取り付けられています。

これは今では同じものは入手困難品となります。




イメージ 8



さて、このアンプの概要が分かったところで修理に掛かりたいと思います。

仮に故障個所が無かったとしても40年近く経過していますのでオーバーホールは必要になるかと思います。

それでは次回から少しずつ始めて行きます。





6V6pp(5V6pp) QuadⅡType アンプの製作 (13)

$
0
0
今回はオーバーオールのNFBを掛けてみることにします。
 
 
NF量はアンプの入力感度とも関係がありますが、本機は前回製作したQUAD22型のプリアンプと組合わせて使
 
う予定のものです。
 
このプリアンプは3mV入力で出力が0.66Vあり比較的増幅度を抑えた設計としています。
 
ですので、このパワーアンプの入力感度は0.6V前後になるようにNFBを設定したいと思います。
 
アナログ再生ではパワーアンプの感度を上げ、プリアンプ側の増幅度を抑えた方がトータル的なS/N比は良くな
 
ります。
 
そうしますと、大体12dB程のNFBを掛ければ良いことになります。
 
 
下図(青線)はNF抵抗を2KΩとしNFBを11.3dB程掛けた時の特性です。
 
高域は70KHzを中心に約1.4dB程のやや危うい盛り上がりを見せました。  後はダラ下がりで変なピークも全
 
く見当たりませんでした。
 
低域は元の裸特性が良く無いので無理に持ち上げている感も無いワケではありませんが、最終的にこの辺りで
 
纏めるのが無難かと思われます。   
 
低域は10Hz以降はダラ下がりでピークはありませんが、高域の位相補正につきましてはまずNFBにコンデンサ
 
をパラうことで対処することにします。
 
 
 
 
イメージ 1
 
 
 
と言うことで、高域の微分補正は最終的に680pのコンデンサを抱かせたところで纏めました。
 
それ以外の補正は行っておりませんが大変素直な特性となっていますので多分大丈夫でしょう。 
 
波形観測は後ほど行います。
 
 
この結果から、10Hz~60KHz(-1dB)とワイドレンジなアンプとなりました(下図青線参照)。
 
 
 
イメージ 2
 
 
 
次にNFB後の入出力特性を見てみます。
 
クリップ直前の最大出力は9.9Wで、この時の入力感度は0.49Vとなりました。
 
この時の波形は上下とも良く揃っており殆ど同時クリップでした。
 
 
飽和最大出力は約13Wでこの時の入力感度は0.6Vとなりまずまずです。
 
前述の通り、このアンプのNFBは11.3dBとなっており、これにカソードNF4.1dBが加わりますのでトータルで
 
15.4dBのNFBが掛っていることになります。
 
オリジナルQUADⅡの20dB越えのNFBには遠く及びませんでした。 高NFBはノイズに対しては間違いなく有
 
利になりますが、現代の出力トランスを用いてここまではどうかなとは思います。
 
 
以上の結果から、本機は10Wのアンプと言うことにします。
 
 
 
イメージ 3
 
 
残留雑音はプッシュにしては少し多く0.44mV(入力ショート)となりました。
 
これは初段の6SH7のヒーターハムの影響が出ているもので、予想以上にこの球はノイズが多くバラつきも大き
 
いようです。 前段の4本の6SH7を差し替えますとノイズの量が大幅に変わります。
 
最良の状態に持ってきて0.44mVでしたので、これ以上を望む場合は更に球を選別するなり、あるいはヒーター
 
の直流点火しかありません。
 
 
以上、左チャンネルのみの測定結果を示しましたが右チャンネルも殆ど同じ結果が得られました。
 
 
さて、次回はこのアンプの波形観測、温度測定等、安定度についての確認を行う予定です。
 

6V6pp(5V6pp) QuadⅡType アンプの製作 (14)

$
0
0
今回は5V6ppアンプの方形波観測を行ってみます。


写真がボケボケですが最初に1KHzの正弦波です。



イメージ 1



次に1KHzの方形波を見てみます。

若干ですが、左肩にオーバーシュートが見られます。



イメージ 2



10KHzの方形波を見てみます。

左肩のオーバーシュートが少し大きくなっていますがまだまだ問題は無いでしょう。




イメージ 3



次に、この10KHzの方形波出力に0.1μのコンデンサを並列に抱かせてみます。

リンギングが見られますが、アバレは少なく安定性は良いものと思われます。




イメージ 4



更に、この10KHzの方形波出力に0.47μのコンデンサを並列に抱かせてみます。

リンギングが大きくなりますが安定性はかなり良いものと思われます。




イメージ 5



20KHzの方形波応答です。

まだまだ原形波を保っているようです。



イメージ 6



200Hzの方形波応答です。  

20Hz以降も変なピークもの無くダラ下がりの状態のようです。



イメージ 7



以上、左チャンネルの波形観測を行ってみましたが、右チャンネルもほぼ同じような状況でした。

その他、波形は色々見てみましたが発振の心配は無さそうですのでここらで切り上げることにします。



これからランニングテストによる本体部の温度上昇の確認を行ってみます。

カバーを被せた本機を室温22度にて10時間ほど稼働させ、本体部の表面温度を赤外線放射温度計にて測定

します。

まず、電源トランスの温度を測ってみます。

トランスのトップ部で51.8℃、側面部で58.4℃と、温度上昇に関しては全く問題が無いようです。

本機の無信号時の総電流、約160mAに対しトランスの容量は220mAありますから、負荷率にして約73%

で余裕があり温度上昇も当然ながら少ないようです。

シャシー側面部で32℃位ですので触っても熱い感じは全くありません。

6V6のソケット周辺に穴あけはしていませんが、予想通りその必要もありませんでした。


最後にダンピング・ファクターですが1KHzで約5と十分な値が計測されました。




イメージ 8



その後、試聴を行いましたが、大人しめの大変素直な音が聴こえてきます。

今では本機はどちらかと言うと高NFBの方に入りますが、意外にもクラシック向けとも言える感じがします。

どうやらQUADⅡがタンノイと相性が良いと言うのもまんざらな話では無さそうです。

QUADⅡの小型版ですが、出力的にも一般家庭で楽しむ分にはこのクラスで十分かなと思います。

暫くは主力機として出番が多くなりそうです。






明けましておめでとうございます。

$
0
0
去年訪問して下さった方、コメくれた方、ファンポチしてくれた方

本当にありがとうございました。



昨年も記事にも書いていない修理品が多く、新規製作品が少なくなってしまいました。

最近でも40年も前の古い半導体アンプを修理、復元しまして、この当時のアンプでもまだまだ現在でも通用する音が出てきて驚くことがあります。  

古いものは部品の供給も無くなって無くなって、探しても同じものは見つかりませんので代替品となりますが、今ではこの代替品すら無い状況にあります。  

真空管から半導体アンプに移行する時 「真空管はいずれ無くなるから半導体アンプにすべきだ」 と、とある評論家が雑誌に書いてあったことを覚えていますが、実際に部品が無くなったのはその半導体アンプの方でした。
真空管は無くなるどころかギターアンプのお陰で未だに供給され続けています。

現在では古い半導体は最新のものに置き換えて修理するようになりますが、部品の質は当時とは違いますので全く別の音になってしまいます。 オリジナルの音に拘らなければ、これがうまく最新の部品に置き換えられますとアッと驚く音に変貌します。
元のオーナーの方もビックリで、手持ちの比較的新しい高額のアンプより音が良いと言いだします。
直した時も、オリジナルの音は再現出来ないもののそれなりに良い音だとは思いましたが結果的に大変喜ばれました。 
こうなりますとアンプの進化って何なのかと考えてしまいます。 

真空管は回路的には出尽くしたようにも思いますが、まだまだ色々工夫してオリジナルなものを製作される方も多いようです。 
50年前のQUADも試作しますとまだまだ現在でも通用する音が出てきます。 復刻版もQUADから販売されていますが大変高額ですので試作する価値は十分にあると思っております。

そのようなことで、アンプにつきましては余り流行り廃りに拘ることなく作るなり選ぶなりすれば良いと思っております。 但し、古い修理品はかなり傷んだものが多いですから本格的に直しますと意外と費用は掛かります。
その古いアンプにどれだけの思いがあるかどうかで、買い替えするかどうか決めれば良いかと思います。


さて、今年はスピーカーの製作を予定しています。
現状のセットも古くなったことと、ユニットの修理も打ち切られ代替品も出てきませんので新規更新を考えています。

楽器関係は修理記事を増やしたいと思っています。  楽器関係の器材はどれも高価ですから直すことも視野に入れないと懐には優しくなれませんので参考になる内容のものにしたいと考えています。 
 

と言うことでこれからも、このブログを宜しくお願いします。


皆様にとって良い今年が一年でありますように。

亀戸天神 うそ 替え神事  2017

$
0
0

今年も毎度恒例になっていますが亀戸天神の「うそ替え神事」に行ってきました~♪


これは幸運を 招く鳥「うそ)」の木彫りを授り、昨年の古い「鷽(うそ)」と「とり」(鳥)替えることで過去の悪い事

が全てウソになると言われ、また1年の幸運を呼ぶと言う天神様の神事のことです。



それにしても、いつもより行列の凄いこと。

何とここまでたどり着くのにこの寒い中、3時間以上並ばなければなりませんでした。


で、どうやらやっと順番が来たようです。





イメージ 1




昨年入手した鷽鳥はこちらにお返しして、新しい鷽鳥と交換します。

これによって昨年の悪いことは「嘘ですよ」とばかりにチャラになると言う仕組みです。




イメージ 2



ここで、この鷽鳥を一斉に買い求めます。

毎度ながらサイズの大きいものから売れていきます。





イメージ 3




今年は初日の本日(24日)に出かけましたので昨年よりは数多くありました。

しかしながら、この調子だと最終日の明日は無くなるのも早いかもね。




イメージ 4



鷽鳥をゲットしましたら天神様に参拝です。




イメージ 5




境内の紅梅です。

少し分かり辛いですが、僅かながらも紅梅は咲いてはいます。

毎年、この時期はこんな感じですが。




イメージ 6



白梅の方はチラホラとまだ一部ですが咲いておりました。




イメージ 7




参拝が終わりましたら、毎度の定番ですが天神様の隣の船橋屋でくず餅を買います。




イメージ 8



ここのくず餅はたまに食べたくなるんですね。


創業から212年続く老舗です。  

おそらく、こちらのくず餅が知る限りでは一番美味しいだろうと個人的には思っております。


本店の店の前には藤棚があります。

また、暖簾の書体は吉川栄治氏のものです。

店内にある欅の一枚板の大看板は吉川栄治氏の直筆によるものが掲げられています。

何でも此処の黒蜜が大変気に入ったことからの縁のようです。


この船橋屋のくず餅の特徴の一つに形が台形ということがあります。

この形だとよりスプーンですくい易く、より黒蜜と黄粉が絡みやすいからだとか・・・。




イメージ 9



さて、今日は寒い中長時間並んだので体も冷えました。

でもって、これもまた恒例の亀戸餃子(通称:カメギョー)に寄って見ます。  


都区内でも美味しい餃子の店として知られ、連日客足の絶えることが無い餃子一筋60年からの超優秀店です。


この店の辛子醤油で食べる所謂ワンコ式餃子は相変わらずの味です。 


ビールと餃子5皿を頂いて店を出ました。  御馳走様でした~。




イメージ 10



でもって、今回ゲットした鷽鳥です。


鷽替えの由来が書かれた紙の右下には抽選番号が書かれています。




イメージ 11



例年通りですと25日の15:00より抽せん会が行われ、当たると幸運が授かると言われる金の鷽鳥が貰えるこ

とになっています。


意外と知られていませんがこれも楽しみの一つなのです。

但し、未だ当たったことはありませんが・・・・。



MCヘッドアンプの製作(3)

$
0
0

長らく中断していたMCヘッドアンプの製作を再開します。

基板は既に完成していますので後はケースに入れ電源部を完成させれば終了となります。


ケースはTAKACHIの小さめのケースがたまたま入手出来ましたので作業復活となったものですが、どうも少し小

さ過ぎたようです。  これですと主回路の基板をもう少し小型化しておけば楽に配置出来たかと思います。



イメージ 1



今回、電源は指定通りスイッチング電源を採用してました。

手頃な小型のシールド付き電源トランスが入手出来ないことが要因ですが、電圧・電流も低いことから小型のス

イッチング電源が使えればコスト的には大変有利になります。

特に左右独立電源としていますので小型化にも有利ですが、問題はスイッチングノイズだけです。

今回、試してみて具合が良ければ他のアンプにも採用して見たいところですが・・・。


スイッチング電源はシールド板を設けて取り付けてあります。

筐体が小さいので、これでSN比がどの位稼げるかですが、こればかりはやってみないと分かりません。



MCヘッドアンプの製作(4)

$
0
0
MCヘッドアンプのその後です。


余り進展していませんが、今回はスイッチング電源からのノイズが気になりましたのでアルミ板でカバーを付けて

みました。

一般的に小型のスイッチング電源はシールドケースに入っていませんので、微細な信号を扱うヘッドアンプでは

このまま使うにはどうかと言うことで、カバーしておいた方が無難だろうと言う程度のものですが。



イメージ 1



TAKACHIのケースはノックダウン式で良いのですが、ケース・アースが不十分なことがありますのでパネル類

はアース線で結線しておいた方が無難です。 また、アースポイントは塗装を良く剥がす必要があります。 


本機は小型にしましたのでプレーヤーの陰に隠れて目立つ存在でも無いので、デザインも実用一点張りで入出

力端子を前面に持ってきた使い勝手重視の余りカッコの良いものにはなっていません。


さて、ケースの加工も終わり部品類もこれで全て取付が終わりましたので、残りは入出力の配線及び電源部か

らの配線のみとなります。  


と言うことで、配線は左程時間が掛かりませんので次回は測定、調整がメインとなる予定です。




福徳神社に行ってきました~♪

$
0
0
東京 日本橋にある宝くじ当選祈願の神社として知られる福徳神社(芽吹稲荷)へ行ってきました。


地下鉄メトロ、 三越前A6出口すぐのCOREDO室町2の斜め裏手の比較的分かり易い場所にあります。

最近ではテレビのCMにも出てきましたので知名度は上がったかも。


福徳神社(芽吹稲荷)は貞観 年間(859 ~876年)よりこの地に鎮座していたようで、武蔵野の福徳村の稲荷神

社として祀られ源義家が崇敬して太田道灌を合祀し、徳川家康も参詣したと言う由緒ある神社です。

福徳神社とはこの福徳村の地名からきているもので、江戸幕府二代将軍の徳川秀忠もこの神社にお参りに来

て、「福徳とはまことにめでたい神号である」と言って褒め、クヌギの皮つきの鳥居に春の若芽が萌え出たのを見

て、この神社に「芽吹神社」という別名も授けられたと言われています。


関東大震災や第二次世界大戦で転々とし、今の場所に落ち着いたのは40年くらい前だそうですが、由緒ある割

にはこの神社の存在すら知りませんでした。 

それもそのはず、ついこの間まではビルの上にあったそうで分からなかったはずですね。



昨年、三井不動産が室町地区の再開発をするにあたり新しい境内と社殿を完成させました。

更に先月、福徳神社と一体となった1,200m2超の鎮守の森 「福徳の森」 が完成したとのことで出掛けてみたと

言うワケです。



さてさて、福徳神社の鳥居です。 





イメージ 1



でもって、鳥居をくぐって中へ入るとこんな感じ。



イメージ 2



入口に手水舎(てみずや・ちょうずや)があります。

ここで身を清めますが、此処の手水舎は少々他と違って人が近づくと水が流れると言うハイテク仕様になってい

ます。



イメージ 3



昨年出来たばかりのピカピカの神社です。

一見、木造のように見えますが、防火地域のため鉄骨造にヒノキで化粧しているそうです。


地下二階造りになっていてここには駐輪所・防災備蓄倉庫が造られ、非常用の飲料水や食料16,000食分が保管

されています。

ここからCOREDO3や地下通路につながっており、更に、夜にはライトアップもされてと何とも都会的な神社の

作りなのです。




イメージ 4


お稲荷さんなので、神社にいるのは狛犬でなく狛狐です。

鍵らしきものを咥えています。  反対側の狐は玉を咥えています。



イメージ 5



江戸時代、賭博である「富くじ」は私的に行うことが規制されていましたが、由緒ある寺社に限って行われていま

した。  福徳神社は幕府公認の富くじの発行を許された数少ない社寺の一社です。

「福徳とは縁起が良く、ことに当社福徳稲荷の場合は、この社号「福徳」に加えて、秀忠により江戸城から合祀された弁財天が福財神として庶民の注目を集め人気を博したと推察されます」 とあります。
 また、「文政末頃の出版と思われる『江戸大富集』では、福徳稲荷興行の富くじは、当たりくじの最高額が三〇〇両であった」と同社のHPに記載されています。


三百両は今の貨幣価値に換算すると何を基準にするかで変わってきますが、ざっと一両が10万円以上にはな

るかと思われます。  ですので、軽く3000万円以上にはなろうかと。



下の写真は宝くじの当選を祈願するための幸運鈴。 購入した宝くじを三宝の上に乗せ、その上で鈴を鳴らして

お祓い(鈴祓い)を行ってから祈念します。


それにしても福徳とは名前だけでも縁起の良い御利益のありそうな神社ですねぇ。

ここで祈願して当たった・・・・ような気分に浸るだけでも良いかもね。


また、残念ながらハズレてしまった宝くじも此処に持ってくればをお炊き上げをしてくれます(左隣の箱)。




イメージ 6



この神社には6種類のお守りがあります。


芽吹き 富籤守(とみくじまもり):  福社名の福徳(幸福と利益)に因み皆様の幸福と利益が叶いますように。

芽吹き守:  自身の新たなる能力の芽生え成長の祈願に。 会社の成長繁栄の祈願に。

芽吹き 勝守(かちまもり):  新たな企画の成功や契約締結! 試験合格!ここぞという勝負の時に。


その他に、芽吹き 恋守(こいまもり)、芽吹き 商売守(しょうばいまもり)、芽吹き 旅守(たびまもり)があり、いず

れも初穂料五百円となっています。


それにしても今、一番必要なのは富籤守かもね・・・・・。



イメージ 7



当選祈願の「宝袋」もありました。

いかにも金運に恵まれそうな袋の色も良い感じですねえ。

これに宝くじを入れて祈願すれば当たる・・・・・かも知れない宝袋です。




イメージ 8



この福徳の森にはもう一つの神社、「医薬・医療の神様」が宿っているという薬祖神社が移設されています。

この神社も以前はビルの屋上にあったものです。


日本橋にはもう一つの顔として「薬のまち」があります。

元々、日本の主な製薬会社の本社の多くのある界隈でもあるのです。

「日本橋本町の薬業界では、昔から医薬の祖神と言われる大穴牟遅神(おおなむちのかみ)と少名毘古那神(すくなびこなのかみ)の二神を祭神とする水戸の大洗磯前(いそさき)神社や酒列磯前(さかつらいそさき)神社、そして東京上野の五條天神社に参詣して崇敬の念を表してきた」とあります。


イメージ 9



由来としては明治四十一年(1908)、上野公園の五條天神社より、医薬の祖神二柱とされる大穴牟遅神(≒大国

主)と少彦名命を迎えて大祭を挙行したことに始まったものだそうです。




イメージ 10



早速、中に入って参拝して見ます。



イメージ 11



さて、福徳の森のはずれの一角には芽吹茶屋が新設されていました。

お江戸風に言えば水茶屋で今の喫茶店にあたるものです。

ここでは今川焼をメインに揃えているようです。


さてこの福徳の森、ともすれば、都区内の一等地にあって1,200m2超の敷地があればビルの一つでも建ててしま

おうと言うところですが、此処に癒しの空間とも言える神社及び鎮守の森を再建したというところがミソです。

ビルの屋上に、またこれらの神社が作られたら普通には知られることも無かっただろうと思われます。

なかなか粋な計らいだと思います。


多分、都区内でも一番高い土地?に住む神様になるのではないかと思われます。




イメージ 12



今日(23日)は日本橋では大江戸活粋(かっき)パレードの他、幾つかのイベントが盛大に行われておりました。


この福徳神社でも福徳市での「福徳くじの抽選会」及び出羽海部屋による「おたのしみ相撲」が福徳の森の中央

広場で開催されており、これらのイベント終了後に 「2016 東京きものの女王」 の三人が来ていましたのでパ

チリと撮ってみました。



イメージ 13



大変艶やかで歩く芸術品とは良く言ったもので、着物は織から染め、仕立てに至るまで第一級の技術で作られ

ていますので確かにその価値は十分にあります。


ちなみに、2017年の着物の女王は11月6日(日)12:15~15:00、日本橋三越で行われるようです。





6V6pp QuadⅡType アンプの製作 (11)

$
0
0
QuadⅡType アンプのその後です。

長らく中断していましたが、とりあえず配線が終了しました。


基板を使った割には実験機丸出しでスマートな配線とは言えませんが、現在は当初予定の6V6から5V6仕様

に変更しています。

5V6は6V6と基本的にスペックは同じですが、ヒーター電圧が1本あたり4.7Vとなっていますからトランスの6

.3V端子3個を直列接続して6.3×3=18.9Vを得て、ヒーターの4本直列接続で1本あたり約4.7Vを供給

するようにします。   単純に手持ちの都合と前段がブラック塗りのメタル管なのでクリア管の5V6を使ってみたと

言うだけのものです。  GEのブラックプレートのもので見た目はこちらの方が良さそうです。


当初、初段管の直流点火も考えましたが、NFを少々多めに掛けますので此処までは不要だろうと言うことで止

めています。

今回の使用球は5V6(GE)、6SH7(RCA)、GZ34S(JJ)となっています。



アースは基板ごとに纏めて、両chの基板間を錫メッキ線で接続して初段管付近に一点アースで落としてありま

す。

シャーシーの高さが50mmで基板を使うにはもう少し高さがあると良かったのですが、市販のケースを使う限り

は仕方ないところです。


QuadⅡはカソードNFと言うイメージが強いですが、オリジナルは20dBを超える高帰還型のアンプで、現在のト

ランスを使ってカソードNFまで掛ける必要があるのかどうか、もしくはQuad特有の理由があるのかどうかは検

証してみないと分かりません。

カソードNFは専用巻き線を持ったトランスの方が宜しいこともあって、とりあえず今はカソードNFは掛けない方

向で進めています。  

比較的、高感度アンプになりますし、ダンピングファクターは3以上を予定していますのでNFは凡そ12dB以上

は掛けるようになると思われます。






イメージ 1



と言うことで、配線に間違いないことを再度確認して通電してみます。

スイッチON後、ヒーターの点灯、異音、異臭が無いことを確認してスイッチを一度OFFとします。



イメージ 2



内部点検で異常が無いことを確認したら、再度通電してB電圧及びヒーター電圧が正常に掛かっているか急い

でチェックしておきます。


本日は夜遅いのでチェックは此処までとし、明日以降に各部電圧の詳細を測定して行くことにします。

間違いは無いだろうと思っても、普通に誤配線の一つ位は出てくるだろうとは思ってはおりますが、修正及び調

整はこれからとなります。






6V6pp(5V6pp) QuadⅡType アンプの製作 (12)

$
0
0
主回路の直流配分の修正を行いました。


その後、多極管接続で色々調整を試してみましたが、初段の球のノイズが大きいこと及び当然ながら感度が上

がっていますのでオリジナルのように高NFBを掛けるには流石に不安定ですので、ここは断念しまして順当にカ

ソードNFを掛けることにしました。

やはりQUAD型は出力管に何らかの局部帰還を掛けた方が良さそうです。 

カソードNFはノイズに対しても有利で、5結に比べて約2倍のグリッド励振電圧が必要ですが5V6はKT66より

は感度が高いので問題にはなりません。 

なお、カソードNFを掛ける前の裸ゲインは約41.5dB(119倍)程ありました。


また、出力管は6V6ではなく5V6を使いましたが、これらはバラ球で購入したものにも拘らず上下の球は大変良

く揃っておりました。

DCアンバランスも1.5mA以内でしたので十分です。




イメージ 1



電源部は思っている以上にB電圧が低かったのでタップを変えてB電圧の調整を行いました。

無信号時の総電流は約160mAでトランスの定格220mAに対し余裕は十分です。



イメージ 4



下のグラフはカソードNFを掛けた状態での入出力特性です。

LEFTchのみを示していますが、RIGHTchとの差は0.2dB程で良く揃っている方です。

ゲインは約37.4dB(74倍)程ありますので、カソードNFとしましては約4.1dB程掛かっていることになりま

す。

最大出力は約13Wあります。 これ以上は入力を増やしてももう出力は上がりません。

なお、この時の入力感度は約0.2Vとなります。



イメージ 2


カソードNFのみでの周波数特性です。

非常に素直なカマボコ型の特性となっています。

これを見ますと高域はともかく低域の落ち込みが少し大きいようです。



イメージ 3



QUAD型の特性に出力トランスの特性が加わったものと見ていますが、次回はこれにオーバーオールのNFBを

掛けてみることにします。



YAMAHA F100-112 ギターアンプの修理

$
0
0
今回は修理依頼のあったYAMAHAのF100-112 ギターアンプの修理を行ってみます。


これは1979年発売の12インチスピーカー一発の100Wコンボアンプです。  まだビンテージと呼べるまでに

は行きませんが当時の定価で10万円からの代物です。

100Wのコンボアンプは珍しく、しかもスピーカー一発ですからコンパクトと言えばコンパクトですが25Kgからの

重量があります。


このアンプは今でも人気はあります。 

YAMAHAにしては出来の良い半導体ギターアンプで、硬めでどうにもならなかったJシリーズと違いFATな感じ

でかなり真空管を意識したような音作りになっています。

チューブアンプと比べれば違いはありますが、ROLANDのジャズコならこちらの方が好みです。


修理依頼内容は 「音が出ない」 それだけです。

ヒューズは切れていませんから電源は入れられそうですが、確認しますと症状は依頼通りのまんまでした。

外観を含めかなり使いこまれている感じです。  しかしながら、このアンプはまだまだ現役で使える内容を持っ

ていますので廃却とするにはチト惜しい。

さて、それでは直してみましょうと言うことで内部の点検を行ってみます。



イメージ 1



裏蓋を外して内部を点検してみます。

パッと見て、ありゃっ!   スピーカーが違う。

このアンプには確かYAMAHAのJA3062が使われていたはずですが、見るとFOSTEXの12W150に変更さ

れています。

12W150はPA用のウーハ―でギターアンプ用途には如何なものかと言う感じです。

特性を見てみますと・・・・やはりギター用には向きそうにもない。  まるで分かっていない。

耐入力は150Wからありますからガンガン鳴らせるか知れませんが、まあそれだけのものです。




イメージ 2



念のためスピーカーのボイスコイルを点検してみます。

----やはりと言うか、導通がありません。

このスピーカーは見事に断線していました。  鳴るワケが無いよね。



イメージ 3



150Wクラスのスピーカーが飛んだとなりますと、アンプ部の方も怪しくなってきます。

それはゆっくり調べるとしまして、ダメになったスピーカーの取り外しを行っていきます。

まず、内部のリバーブタンクを外してみます。

タンクのカバー無いからアキュトロニクスのリバーブユニット、4EB3C1Bが出てきました。 

意外に良いものが使われていました。

スピーカユニットを外して点検しますと、どうやら完全にボイスコイルを焼き切ったようです。

と言うことでユニットは廃却となります。




イメージ 4



スピーカーユニットを取り外し、アンプユニットも取り外してみます。

パワーアンプのユニットはこの放熱器のカバー内部に付いています。



イメージ 5



アンプユニットの内部の状態です。

密閉されていますから年数の割に埃も無く一見状態は良さそうですが、40年近く経ったアンプですのでそうは簡

単に問屋が卸さないと思われます。



イメージ 6



パワーアンプ部のカバーを外しますとパワーアンプ基板が見えてきます。

こちらも焼損したところも無さそうで見た目だけは良さそうです。

使われているトランジスタも今では古いものですね。



イメージ 7



放熱器の反対側にはサンケンのCANタイプのパワートランジスタの2SC1586が2個取り付けられています。

これは今では同じものは入手困難品となります。




イメージ 8



さて、このアンプの概要が分かったところで修理に掛かりたいと思います。

仮に故障個所が無かったとしても40年近く経過していますのでオーバーホールは必要になるかと思います。

それでは次回から少しずつ始めて行きます。





6V6pp(5V6pp) QuadⅡType アンプの製作 (13)

$
0
0
今回はオーバーオールのNFBを掛けてみることにします。
 
 
NF量はアンプの入力感度とも関係がありますが、本機は前回製作したQUAD22型のプリアンプと組合わせて

使う予定のものです。
 
このプリアンプは3mV入力で出力が0.66Vあり比較的増幅度を抑えた設計としています。
 
ですので、このパワーアンプの入力感度は0.6V前後になるようにNFBを設定したいと思います。
 
アナログ再生ではパワーアンプの感度を上げ、プリアンプ側の増幅度を抑えた方がトータル的なS/N比は良く

なります。
 
そうしますと、大体12dB程のNFBを掛ければ良いことになります。
 
 
下図(青線)はNF抵抗を2KΩとしNFBを11.3dB程掛けた時の特性です。
 
高域は70KHzを中心に約1.4dB程のやや危うい盛り上がりを見せました。  後はダラ下がりで変なピークも

全く見当たりませんでした。
 
低域は元の裸特性が良く無いので無理に持ち上げている感も無いワケではありませんが、最終的にこの辺りで
 
纏めるのが無難かと思われます。   
 
低域は10Hz以降はダラ下がりでピークはありませんが、高域の位相補正につきましてはまずNFBにコンデン

サをパラって対処することにします。
 
 
 
 
イメージ 1
 
 
 
と言うことで、高域の微分補正は最終的に680pのコンデンサを抱かせたところで纏めました。
 
それ以外の補正は行っておりませんが、大変素直な特性となっていますので多分大丈夫でしょう。 
 
波形観測は後ほど行います。
 
 
この結果から、10Hz~60KHz(-1dB)とワイドレンジなアンプとなりました(下図青線参照)。
 
 
 
イメージ 2
 
 
 
次にNFB後の入出力特性を見てみます。
 
クリップ直前の最大出力は9.9Wで、この時の入力感度は0.49Vとなりました。
 
この時の波形は上下とも良く揃っており殆ど同時クリップでした。
 
 
最大飽和出力は約13Wでこの時の入力感度は0.6Vとなりまずまずです。
 
前述の通り、このアンプのNFBは11.3dBとなっており、これにカソードNF4.1dBが加わりますのでトータルで
 
15.4dBのNFBが掛っていることになりますが、オリジナルQUADⅡの20dB越えのNFBには遠く及びません

でした。 

高NFBはノイズ等、諸特性に対しては間違いなく有利になりますが、現代の出力トランスを用いてここまではどう

かなとは思います。 


以上のことから、本機は入力感度0.5Vの10Wのアンプと言うことにします。 


 
イメージ 3
 
 
残留雑音はプッシュにしては少し多く0.44mV(入力ショート)となりました。
 
これは初段の6SH7のヒーターハムの影響が出ているもので、予想以上にこの球はノイズが多くバラつきも大き
 
いようです。 前段の4本の6SH7を差し替えますとノイズの量が大幅に変わります。
 
最良の状態に持ってきて0.44mVでしたので、これ以上を望む場合は更に球を選別するなり、あるいはヒー

ターの直流点火しかありません。
 
 
以上、左チャンネルのみの測定結果を示しましたが右チャンネルも殆ど同じ結果が得られました。
 
 
さて、次回はこのアンプの波形観測、温度測定等、安定度についての確認を行う予定です。
 

6V6pp(5V6pp) QuadⅡType アンプの製作 (14)

$
0
0
今回は5V6ppアンプの方形波観測を行ってみます。


写真がボケボケですが最初に1KHzの正弦波です。



イメージ 1



次に1KHzの方形波を見てみます。

若干ですが、左肩にオーバーシュートが見られます。



イメージ 2



10KHzの方形波を見てみます。

左肩のオーバーシュートが少し大きくなっていますがまだまだ問題は無いでしょう。




イメージ 3



次に、この10KHzの方形波出力に0.1μのコンデンサを並列に抱かせてみます。

リンギングが見られますが、アバレは少なく安定性は良いものと思われます。




イメージ 4



更に、この10KHzの方形波出力に0.47μのコンデンサを並列に抱かせてみます。

リンギングが大きくなりますが安定性はかなり良いものと思われます。




イメージ 5



20KHzの方形波応答です。

まだまだ原形波を保っているようです。



イメージ 6



200Hzの方形波応答です。  

20Hz以降も変なピークもの無くダラ下がりの状態のようです。



イメージ 7



以上、左チャンネルの波形観測を行ってみましたが、右チャンネルもほぼ同じような状況でした。

その他、波形は色々見てみましたが発振の心配は無さそうですのでここらで切り上げることにします。



これからランニングテストによる本体部の温度上昇の確認を行ってみます。

ボンネットを被せた本機を室温22度にて10時間ほど稼働させ、本体部の表面温度を赤外線放射温度計にて測

定します。

まず、電源トランスの温度を測ってみます。

トランスのトップ部で51.8℃、側面部で58.4℃と、温度上昇に関しては全く問題が無いようです。

側面部は6V6から発生する熱をまともに受けていますので温度的には一番高くなります。


本機の無信号時の総電流、約160mAに対しトランスの容量は220mAありますから、負荷率にして約73%

で余裕があり温度上昇も当然ながら少ないようです。

シャシー側面部で32℃位ですので触っても熱い感じは全くありません。

6V6のソケット周辺に穴あけはしていませんが、予想通りその必要もありませんでした。


最後にダンピング・ファクターですが1KHzで約5と十分な値が計測されました。




イメージ 8



その後、試聴を行いましたが、大人しめの大変素直な音が聴こえてきます。

今では本機はどちらかと言うと高NFBの方に入りますが、意外にもクラシック向けとも言える感じがします。

どうやらQUADⅡがタンノイと相性が良いと言うのもまんざらな話では無さそうです。

QUADⅡの小型版ですが、出力的にも一般家庭で楽しむ分にはこのクラスで十分かなと思います。

暫くは主力機として出番が多くなりそうです。





明けましておめでとうございます。

$
0
0
去年訪問して下さった方、コメくれた方、ファンポチしてくれた方

本当にありがとうございました。



昨年も記事にも書いていない修理品が多く新規製作品が少なくなってしまいました。

最近でも40年も前の古い半導体アンプを修理、復元しまして、この当時のアンプでもまだまだ現在でも通用する音が出てきて驚くことがあります。  

古いものは部品の供給も無くなって無くなって探しても同じものは見つかりませんので代替品となりますが、今ではこの代替品すら無い状況にあります。  

真空管から半導体アンプに移行する時 「真空管はいずれ無くなるから半導体アンプにすべきだ」 と、とある評論家が雑誌に書いてあったことを覚えていますが、実際に部品が無くなったのはその半導体アンプの方でした。
真空管は無くなるどころかギターアンプ需要のお陰で未だに供給され続けています。

現在では古い半導体は最新のものに置き換えて修理するようになりますが、部品の質は当時とは違いますので全く別の音になってしまいます。 オリジナルの音に拘らなければ、これがうまく最新の部品に置き換えられますとアッと驚く音に変貌します。
元のオーナーの方もビックリで、手持ちの比較的新しい高額のアンプより音が良いと言いだします。
直した時もオリジナルの音は再現出来ないもののそれなりに良い音だとは思いましたが、結果的に大変喜ばれました。 
こうなりますとアンプの進化って何なのかと考えてしまいます。 

真空管は回路的には出尽くしたようにも思いますが、まだまだ色々工夫してオリジナルなものを製作される方も多いようです。 
50年前のQUADも試作しますとまだまだ現在でも通用する音が出てきます。 復刻版もQUADから販売されていますが大変高額ですので試作する価値は十分にあると思っております。

そのようなことで、アンプにつきましては余り流行り廃りに拘ることなく作るなり選ぶなりすれば良いと思っております。 但し、古い修理品はかなり傷んだものが多いですから本格的に直しますと意外と費用は掛かります。
その古いアンプにどれだけの思いがあるかどうかで買い替えするかどうか決めれば良いかと思います。


さて、今年はスピーカーの製作を予定しています。
現状のセットも古くなったことと、ユニットの修理も打ち切られ代替品も出てきませんので新規更新を考えています。

楽器関係は修理記事を増やしたいと思っています。  楽器関係の器材はどれも高価ですから直すことも視野に入れないと懐には優しくなれませんので参考になる内容のものにしたいと考えています。 
 

と言うことでこれからも、このブログを宜しくお願いします。


皆様にとって今年が良い一年でありますように。

亀戸天神 うそ 替え神事  2017

$
0
0

今年も毎度恒例になっていますが亀戸天神の「うそ替え神事」に行ってきました~♪


これは幸運を 招く鳥「うそ)」の木彫りを授り、昨年の古い「鷽(うそ)」と「とり」(鳥)替えることで過去の悪い事

が全てウソになると言われ、また1年の幸運を呼ぶと言う天神様の神事のことです。



それにしても、いつもより行列の凄いこと。

何とここまでたどり着くのにこの寒い中、3時間以上並ばなければなりませんでした。


で、どうやらやっと順番が来たようです。





イメージ 1




昨年入手した鷽鳥はこちらにお返しして、新しい鷽鳥と交換します。

これによって昨年の悪いことは「嘘ですよ」とばかりにチャラになると言う仕組みです。




イメージ 2



ここで、この鷽鳥を一斉に買い求めます。

毎度ながらサイズの大きいものから売れていきます。





イメージ 3




今年は初日の本日(24日)に出かけましたので昨年よりは数多くありました。

しかしながら、この調子だと最終日の明日は無くなるのも早いかもね。




イメージ 4



鷽鳥をゲットしましたら天神様に参拝です。




イメージ 5




境内の紅梅です。

少し分かり辛いですが、僅かながらも紅梅は咲いてはいます。

毎年、この時期はこんな感じですが。




イメージ 6



白梅の方はチラホラとまだ一部ですが咲いておりました。




イメージ 7




参拝が終わりましたら、毎度の定番ですが天神様の隣の船橋屋本店でくず餅を買います。




イメージ 8



ここのくず餅はたまに食べたくなるんですね。


創業から212年続く老舗です。  

おそらく、こちらのくず餅が知る限りでは一番美味しいだろうと個人的には思っております。


本店の店の前には藤棚があります。

また、暖簾の書体は吉川英治氏のものです。

店内にある欅の一枚板の大看板は吉川英治氏の直筆によるものが掲げられています。

何でも此処の黒蜜が大変気に入ったことからの縁のようです。


この船橋屋のくず餅の特徴の一つに形が台形ということがあります。

この形だとよりスプーンですくい易く、より黒蜜と黄粉が絡みやすいからだとか・・・。




イメージ 9



さて、今日は寒い中長時間並んだので体も冷えました。

でもって、これもまた恒例の亀戸餃子(通称:カメギョー)に寄って見ます。  


都区内でも美味しい餃子の店として知られ、連日客足の絶えることが無い餃子一筋60年からの超優秀店です。


この店の辛子醤油で食べる所謂ワンコ式餃子は相変わらずの味です。 


ビールと餃子5皿を頂いて店を出ました。  御馳走様でした~。




イメージ 10



でもって、今回ゲットした鷽鳥です。


鷽替えの由来が書かれた紙の右下には抽選番号が書かれています。




イメージ 11



例年通りですと25日の15:00より抽せん会が行われ、当たると幸運が授かると言われる金の鷽鳥が貰えるこ

とになっています。


意外と知られていませんがこれも楽しみの一つなのです。

但し、未だ当たったことはありませんが・・・・。



Viewing all 173 articles
Browse latest View live