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Channel: 音楽と何でも手作りの部屋 Room314
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メインギター Suhr Standrd

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たまにはギターネタでもと言うワケで、今回は現在のメインギターについて書いてみます。


毎度、オーディオ関係のネタばかりのようですが実際はギターの方がメインなのですよ。


所謂、ギターフリークでもあり、今一番のお気に入りのギターが写真のSuhr(サー)のギターと言うワケ。 

著名ギタービルダーのジョン・サー氏の名を冠するブランドでハイエンドギターになります。




イメージ 1



これはSuhrのS3ですが、まだ使い始めて1年位のものです。


SuhrはFenderの進化系のスリムなディンキータイプギターですが、実際にはフェンダーと比べてもそれ程スリム

と言う程でも無いようです。


ボディはフレームメープルとバスウッドの組合せで、ピックアップはSSH仕様。 

コントロールはマスターボリュームとマスタートーンのみで大変シンプル。  5WAYのスイッチはフェンダーと同じ

でピックアップを選択出来ます。


ピックガードは写真では分りづらいですが白では無くパールタイプです。

GOTOHの2点支持トレモロに同社のロック式ペグの組合せは弦の張り替え、安定したチューニングを可能にし

ています。




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Suhrの特徴は何と言ってもネックの拘りにあります。

かなり念入りな乾燥により狂い出しを行っていますので大変ネックが安定しており、チューニングの精度が今まで

使ってきた中でもバツグンに高い方に入ります。


コンパウンド・ラジアス指板は指板のRがナット側からネック側に向かって変化し、ネック側で大きくなりますので

弦高を下げてもチョーキングによる音詰まりが少なくなり大変具合が良いです。


フレットはステンレス製のジャンボフレットとなります。  ステンレスと言いますと音が硬質になりそうなイメージが

ありますが、実際に使ってみてもそのような感じは無いように思われます。  


ジャンボフレットは初めて使いますが、普段はミディアムフレットに慣れていますので最初は少し慣れが必要で

す。

しかしながら、錆び無い、減り難いと言うメリットに加えチョーキングやハマリングが容易になる等のメリットの方が

大きいので今では満足しています。  これはタッピングやスィープピッキングなどを多用した早弾き向けです。


また、ネックプレート部は角度が付けられておりハイポジションでの演奏性が考慮されています。


サテン仕様のネックは大変使い易いです。  どうしても湿度の高い時には滑りが悪くなりますので。これは大変

具合が良いです。




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ロック式のペグはストリングポストがスタッカードとなっておりテンションを稼いでいます。

従いまして、ストリングガイドは付いておりません。

ヘッドに角度が付いているともっと良いのですが...。


指板はインディアン・ローズウッド材で、ローズウッド材全般につきましては乱獲で昨年よりワシントン条約で保護

されるようになっており、今では輸出入の手続きが大変面倒なことになっています。

コストアップの要因となりますので代替材の検討もなされているようです。

将来的にはローズウッドは入手困難材になってくると思われますが、本機はワシントン条約が決まる前に入手し

ておいたものです。




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サウンド的にはFenderの延長上にある音でパワフルでハイゲイン歪からクリーントーンまで鳴りが良いです。

生音でも響きが良く、総じてボディ、ネック材及び造りの良さが手応として感じられるものです。

本機はヘビメタ向きでは無いですが、ブルースからハードロックまで普通にガンガン使えます。


トム・アンダーソンも良いギターですが...。  ああ、また悪い癖が...イカン、イカン。



アンプは作らないと音が出ない。 自作派は作ることが普通になっているので、市販のものを買ってきていきなり

スイッチONで音が出ることが不思議だなと思うことがあります。  

同じくギターの場合はなぜか弾かないと音が出ないのです。  だからスイッチONでギターから勝手に音が出れ

ば良いと思うことが時々あります。  

あの寺内タケシ氏が「ギターは弾かなきゃ音が出ない」 長い間ギターを弾いてきて悟ったことは「ギターは弾か

なきゃ音が出ない」ことだと言っておりましたが、氏が言う前からそのように思っておりました。

確かに名言です。 ギター弾くのって結構大変ですし疲れるんですよ。  だけど弾かなきゃうまくなることもないし

でね。


それにギターは弾かないと錆びるはネックは狂うはでちっとも良いことが無い。 と言って、何本もギターを持って

いても弾く時は一本で二本以上同時に弾くことなんて出来ない。 気に入ったギターが一本あれば良いことにな

るのですが、この一本が中々見つからないときている。  

コレクターを含め何十本もあるいは何百本も持っている方の気持は良く分りますよ。


一般の方から見るとエレキは電気仕掛けだから皆同じだろうと思われているようですが、実際は一本一本皆違

う。   曲によってギターを持ち変えることもしばしばなのです。

ライブでは一本で間に合うSuhrが一番具合が良く重宝します。



Suhrのギターにはまだまだ特徴がありますが、全体的に良く作られたギターなので、メインギターとしてこれから

も使って行く予定です。 








マランツ#7 イコライザーの自作(1)

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前回製作しましたQUAD22のイコライザーの具合が良かったので現在の主力プリとして使っていますが、これに

気を良くしてもう一台、比較用に作ろうと言うことで今回は御馴染のマランツ#7のイコライザーを取り上げてみた

いと思います。


ところで、アンプの自作にはどうもプリ派とパワーアンプ派に分れるようで、どちらかと言うとパワーアンプ派の方

が多くおられるように思います。


当方の場合は、基本プリ派なので過去の自作例は圧倒的にプリアンプの方が多いです。  

パワーアンプは作るスペックが同じだからだろうと思いますが、あまり音質の差は無いと言うか分らないと言うの

が本当のところです。 

また、狭い部屋に大出力アンプの必要も無いので10W以下の小型アンプがメインになっています。

しかも普段は小音量で聴くせいか尚更、音質差が分り難くなっています。 


プリアンプの場合は増幅率が大きいですから、僅かな音質の差を拡大して見せるように思います。 その為か作

ったものは一台一台音質が異なって聴こえます。  これがプリアンプ製作の一番の理由となっています。



さて、マランツ#7のイコライザーは回路的にはK-K NF型3段タイプとなります。 

自作では過去に一度は作ったことはあるのですが、3段の特徴であるダイナミックレンジは大きく取れるのです

が、音質的には2段と比べてもあまり変わらないと言うか巷で言われるような高音質と言うには程遠い感じとなっ

てしまったように記憶しています。


この回路はラックスのアンプにも使われていましたが、同じくマランツ#7のような名声が現在でも残っていたかと

言うとどうもそのようには思えないし、実際に聴いてもあまり特徴が無いと言うか所謂ラックストーンと言うか少々

まったりした音のようにも聴こえます。





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良く良く考えますと、昔自作したものは回路定数もオリジナルとは違っていたようで、これが原因かどうか分りま

せんが、どうもマランツの回路は大変微妙なものでは無いのかと言う疑問も未だ残っています。



そこで今回はもう少しオリジナル回路に忠実なものを作ってみようと言うワケなのです。


真空管も3本しか使いませんので製作だけなら割と容易には作れます。

とは言っても、3段のこの回路はヘタに作ると発振の恐れもあります。 この回路には発振止めとして22Pのコン

デンサが使われていますが、これがマランツの特徴ともなっているものです。



さてさて、またまた月並な音となってしまうのかどうか。  尤もオリジナルと比べることも叶いませんのでどちらに

しろ分りませんが、少しは以前と違いが感じられるのかどうかと言うのが今回の製作目的の一つでもあります。


まあ、こればかりはやってみなければ分らないと言ったところですが・・・。





マランツ#7 イコライザーの自作(2)

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本イコライザーの製作にあたり、まず基板を作成します。

例によってベーク板(t=2)をオルファカッターでカットします。

今回はハトメで無く基板ピンを使ってみますので、ピンに合わせて穴け加工を行います。


作成にあたり、基板のパターン図は予め作成しておく必要があります。




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穴明け加工後、基板ピンを取付けこれを完成させます。

この基板ピンはネジ止め式となっています。


ピンは使っては見ましたが普通にハトメを使っても良いかなとも思います。




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今回このイコライザーはケースに入れますので、ケースの自作を行います。

仕様は前回製作したQuad22のケースに準じたものでサイズ違いのものとします。



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ケース材料はアングル等の長モノは高速切断機で切断加工を行っていますが、作業時間はかなり短縮されまし

た。

パネル材等はこれも毎度ながらオルファカッターで切断しています。


これによりケースの工作精度は従来よりかなり上がるものと期待しています。




マランツ#7 イコライザーの自作(3)

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その後の進捗状況です。


慌てずポツリポツリと作業を進めておりますので進行状態は遅いです。


取りあえず、前後パネルの仮組立が終わりました。


パネルの加工はこれからとなります。



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基板の仮組立も終了しました。

部品の取付はこれからとなります。




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このアンプの製作で面倒な部分がこれで終わりましたので後は淡々と進む予定です。




貯金箱を開けたら・・・

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日頃、財布の中の1円、5円の小銭を貯金箱に入れていたらかなり貯まっていたようなので、開けてみたらこの

ような硬貨が1枚混じっておりました。




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ちょっと見たところでは1円玉のようですが、良く良く見ますとこれが何と中国硬貨なのです。

貯金箱の中の1円玉は全てお釣りとして貰ったものなので、どうやらこのまま流通していたもののようです。



本物の一円玉と比べてみましても確かに良く似ています。

1円玉の外形寸法は20mmありますが中国硬貨は19mmと少し小さくなっています。

厚みは1.5mmに対し中国硬貨は1.8mmと僅かに厚くなっています。



1円玉の重量は1gあることが知られていますが、中国硬貨は1.1gあり僅かに重くなっていました。

材質は見た目はアルミのようですがどうも質は良さそうには見えないです。




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裏面を見ましても何となく似たようなデザインとなっています。

これは確かに間違い易いですね。




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さて、これは一体何かと調べましたら、中国の1角硬貨であることが分りました。

中国のお金の単位は元で知られますが、角の単位は元の1/10となるようです。


現在の為替レートで1元は約16円位ですから、その1/10で1角は約1.6円となります。

従いまして、このまま日本国内で1円として使ったら割は合わないことになります。


中国⇔日本間の旅行客がそのまま使った可能性が強そうですが、それにしてもまぎわらしいですね。


1円とは言え見事に騙されました。  皆様もお気をつけ下さい。


ハムフェア 2018 へ行ってきました~♪

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今年もハムフェア 2018 へ行ってきました~♪


会場は毎度のことですがかなり混雑しておりました。



でもって、今回の戦利品はNF回路設計ブロックのワイドバンド ファンクションジェネレーター、 

FG-141です。

これは既に製造中止品の古い物ですが、オーディオ用途には現在でも大変都合の良いものです。


中古品では知る限りの激安!!   しかも動作確認済みのもの。


で、今回も速攻でゲットです。 




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外観状態は年数の割には良い方です。   しかもこれには取扱説明書まで付いておりました。



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一般的なダイヤル式のオーディオジェネレーターでは10Hz~1MHzまでの帯域を持っていますが、本

機は0.01Hz~3MHzとワイドレンジとなっています。


尤も、現在ではファンクションジェネレーターの高い方は10~30MHzまで伸びたものが普通にあります

から、ワイドレンジとは必ずしも言えませんが真空管オーディオではこれで十分なものです。


特に10Hz以下の周波数が0.01Hzまで測れますから超低域の周波数特性の測定に威力を発揮しま

す。

但し、ミリボルトメーターの精度の方が保証出来ないので気休め程度になってしまうかも知れませんが。


本機の歪はカタログスペックで0.01~100KHzで0.5%以下とありますから、歪率の測定にはあまり

向かないかも知れません。



本機の用途はオーディオ機器の調整、試験

1)スピーカー、アンプのダイナミックテスト
2)振幅位相特性の試験
3)過度特性のテスト

他とあります。




今後、更に本機は詳しく調べてみますが、動作品と言いましても30年以上は経過しておりますから劣化

部品の交換位は行っておきたいと思っております。



栗蒸し羊羹が出来たよ~♪

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今年は栗の良さそうなモノが出回ってきましたので栗の甘露煮を作りました。

この甘露煮をこの時期に作っておきますとお菓子に料理にと色々使えますので大変重宝するのです。


で、今回は約1Kg程の甘露煮が出来ました。



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でもって、栗の甘露煮を使って最初に作るお菓子は何と言ってもコレ!

過去に作ったお菓子は色々な人に試食も行って貰っていますが、和菓子の中ではダントツに栗蒸し羊羹が一番

人気なのです。


やはりゴロンと大きな栗と餡の絶妙なコンビネーションがお茶うけに最高にマッチするからでしょうか。

大きな栗はインパクトもあるようで印象に大変強く残るようです。


と言うワケで、今年も栗蒸し羊羹が出来ました~♪




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ではでは、早速頂いて見ま~す♪



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やはり、美味しい。 


この上品な味は手作りならではのもので、改めて食べてみますと一番人気だったことも納得が行くものです。


少し大きめにカットしてみましたがあっという間に食べちゃった。





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まだ、甘露煮も残っていますので栗ごはんもこれで作ってみます。


栗の甘露煮は作るのも大変なのですが、その手間を掛けるだけのものが出来ますのでその価値は十分あるの

ですよ。


「おでん」 作りました~♪

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「おでん」のシーズンがやってきました~♪


気温が下がってきますと食べたくなるのがコレ!

今年は特別に暑かったので僅かの気温差でも涼しく感じたりします。


でもって、早速作りました~♪


コンビニの「おでん」は八月の中旬には既に売り出しております。  早いですねぇ。

おでんは比較的手軽には作れますが、コンビニよりは自分で作った方が美味しいものです。




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幸い近くには蒲鉾の店もあり、手作りのおでん材料も一通り入手出来ますので、これらを使いまして今年初の「お

でん」 となりました。


夕食というよりは晩酌用ですが、皿は深皿になっていますので実際には一人前用としては写真より多目に盛られ

ています。


だし汁は関西仕立てとしてあります。  こちらの方が好みなのですよ。


やはり「おでん」良いですねぇ。   


おでんの具材として一番人気は大根で次に卵と続くそうです。  

味の染みた大根が人気なのも良く分ります。  これが無いと何だか寂しい感じにもなりますしね。


手前味噌ですが、この 「おでん」 やはり美味しいです。


・・・・・・・というワケで、御馳走様でした~♪






オーディオユニオンの試聴会に行ってきました~♪

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昨日はお茶の水にあるオーディオユニオンの試聴会に行ってきました~♪


自作バックロードホーンスピーカー「シュモクドリ」を楽しむと言うことで、講師は作者の炭山アキラ氏で2時間程試

聴してきました。


この作品は最新のSTEREO誌の別冊で発表されたもので、12cmの鳥型スピーカーとなります。



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CD及びハイレゾ音源を中心にDENONの比較的ローコスト製品のもので鳴らします。


スピーカー本体はかなりしっかりした台の上に設置されておりますが、こちらの台の方がかなり高価なモノのよう

です。


スピーカーユニットはFOSTEXの中から標準品のFE-126Enと言うことで限定品を使ってはいませんが、Q0

は0.3と低く、標準品では珍しくバックロード専用でバックロード以外では使い物になりそうにないユニットを使っ

ています。  入手も容易でユニットのコストも比較的安価ですのでローコストに纏める事が出来るのも利点となり

ます。


この「シュモクドリ」は12cmの鳥型システムとしましては比較的小型に纏められているようです。 また、ホーンの

開口部が前面にあることより、後面にあるよりは壁から影響を受け難くなっているのも良いです。


今回はFOSTEXの新製品のサブウーハー(下に見える黒い箱)を使用した試聴も行いました。 



要するに、この12cmサイズの鳥型は未だ発表されたことがありませんので、果たしてどんなものなのか大変興

味があったことより出掛けてみた次第と言うワケなのです。



パッと試聴した限りでは、やはり鳥型特有の点音源の音場感の良さは感じられます。  どうしてもユニットの口

径が大きくなりますと音場感は薄れていきますが12cmでもまだまだイケそうです。

但し、エージングが進んでいないのか少々ハイ上がりの感じとなっており全体のバランスが悪く感じました。

バックロードらしい切れの良さはありますが、反面しっとり感は薄くなりソースは選ぶようです。



途中からアンプ内蔵のサブウーハーを使った試聴となりましたが、50Hzから延びていると言う「シュモクドリ」に2

0cmのサブウーハーではどうなのかとも思いましたが、まあ無しよりは良いのですが2台分のコストを考えますと

これには少々ためらってしまいます。  


試聴した限りでは12cmのFE-126Enにツィーターの追加は必要無さそうです。    

セッティングや今後のチューニングにもよっても変わりますし、使用する部屋によっても当然変わりますので一概

には言えないところですが、やはりサブウーハーもツィーターも無しで使うのが一番良いだろうと思われます。


と言うことで、ここはもう少しエージングに期待したいところです。




マランツ#7 イコライザーの自作(4)

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アンプのケースが出来上がりました。

ケースの加工がありますのでまだ仮組状態です。


サイドウッドは後にオイルフィニッシュ仕上げ予定です。


本機はイコライザのみですので前面パネルはシンプルに電源スイッチとランプのみとなります。


ケースの加工精度は前回より格段に上がっており十分満足の行く結果が得られました。 

また強度は十分あり、ケースの修理及び再利用も可能な大変エコノミーなものになっています。




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基板部の部品取付けも完了しました。

このまま電源とEQ素子、入出力配線を結線すれば動作可能状態となります。




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電源部は手持ちのトランスを活用します。 

今回はSANSUIのPV-65をタテ型用ブラケットを製作の上取付予定です。




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本機と組合せるフラットアンプも今後製作予定で、並べてラックに収まるようケース寸法を先に決めてありますの

でケースは少し小さくなっています。

次回はケースの加工及び部品類の取付を順次行っていく予定です。



マランツ#7 イコライザーの自作(5)

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今回は電源基板を作りました。



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半導体を使ったリップルフィルターです。


小型に作れて、リップル抑制効果が他のフィルター式に比べても極めて高いので採用してみました。

ケース内が狭いですから基板は立てて使う予定です。  


次回以降はケースの加工、及び部品の取付となります。



マランツ#7 イコライザーの自作(6)

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今回はパネル加工及び各部品の仮付けを行います。


正面パネルはイコライザーのみですのでスイッチのみのシンプルなものとしてあります。




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内部はケースがかなり小型ですから半導体アンプ並みの密集度となりました。

電源トランスもシールド付きとは言え主回路に近づいておりますので、どの程度の影響が出るかはやってみない

と分りません。


ケースの強度は十分にあり頑強ですが、密集したためメンテ性では良くなさそうです。




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後面パネルも入出力端子も一系統のみでこれもシンプルな構成としています。


基本的に各基板は完成済みですから単純に電源及び入出力端子を配線すれば終了となります。

さて、その前に各基板の電圧の微調整を行っておきますが、それは次回以降とします。


なお、側板(ウォールナット)は蜜蝋仕上げの予定です。




FE168NS モアイの試聴会

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FOSTEXの新製品の16cmユニット、FE168NSをコイズミ無線で試聴してきました。


今回は長岡式スピーカーの中でも人気機種の「モアイ」をベースにFE168NSを使い新規設計したものです。


この「モアイ」は長岡式でも珍しい3WAYの本格的モニタースピーカーのことを指します。


オリジナル「モアイ」はFE168Σを使い、インピーダンス4ΩのFW168のウーハーをパラで接続して見掛け上の

能率を上げてアッテーターを使わずレベルを合わせると言う仕掛けになっています。 


しかも、フルレンジユニット部はこれだけで単独で使えるようにとウーハー部とは箱を別に作りバスレフの2段構

成となっていると言う特殊なものです。  


このFE168Σは現在では廃機種でFE168EΣに置き換わっています。

EΣでなくFE168NSを使ったところがミソで、果たしてモアイの音を聴いたことも無ければ新製品の16cmのS

OLはどのような仕上がりとなったのかと大変興味がありわざわざ出か掛けてみたと言う次第です。




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さて、このFE168NSはどのようなスピーカーなのかと色々と噂がありましたが、NSとのネーミングからニュー・

Σか、はたまたニューSOLかと言うことでしたが、どうやらニューSOLようでした。


新規設計の「モアイ」の上段の箱は19リットルのバスレフの箱で16cmとしては大変小型です。 これを下段の2

9リットルのバスレフウーハーシステムで低域を補う構造となっていますが、まずはフルレンジ部単独での試聴で

す。

フルレンジ部にはスーパーツィーターが載っていますがこれも外します。


一聴してハイ上がりな音ですが、なぜかこれはこれで聴けてしまう音が出てきます。

ヘーッと思うようなかなり上質のツィーターを使ったような大変切れの良い音です。

どうやらSOL特有の中高音の良さは16cmでも同じようです。  

ここでは中高域の上昇はLCを加えて抑える方法を取っていましたが、どうもこれを入れると音楽が生き生きしな

い。  ここは順当にイコライザーなりトーン回路で中高域の上昇を抑えた方がベターかなと言う感じです。


FE168NSはQ0が0.39と必ずしも高くは無いようですがバックロード用となっています。

本機のようにバスレフでも使えないことはなさそうですが箱の容積は大きくする必要はあります。


ウーハーユニットを加えますと、流石に低域は豊かに出てきてバランスは良くなります。

音場感は鳥型のようには行きませんが、中高音の歪感の少なさはSOL特有のものかと思うものがあります。

バスレフの割には切れの良さもあり、これならばバックロードとしても聴きたくなります。




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FE168NSの外観はFE168Σと言うより6N-FE168SSに近く、マグネットは2段では無くシングルとなってお

りしかも限定ユニットでは無くレギュラーユニットとして販売されるようです。


サイズはフレームがFE168EΣと同じで、取付穴サイズも同じです。





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次はスーパーツィーターを加えての試聴です。

ここにはFT96Hの後継機種?の新製品のT96A-REを使っています。


FT96Hは現在はカタログ落ちですのでT96A-REには期待するところ大ですが,、どうやらこれは限定ユニット

として販売されるようです。

FT96Hはロングセラー商品でしたがフランジ付きで使い勝手の方はあまり良くなかったようです。


これを加えた音質は、SOLにはピタリと合うと言う感じで繋がりはスムーズです。

中高域ばかりか低域に与える影響も強く大変効果的に働いています。 

音質的にもFT96Hよりはこちらの方が良いと感じました。





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ツィーターを含めたユニットの価格はそれなりのものになりますが、それだけのものを感じます。

試聴に使った箱は12mmのコンパネでこの製作費はかなり安価に出来そうですし、出来たてと言う割にはチュー

ニングは良く取れているようでトータル的には優れたシステムと見ました。


次はバックロードで聴きたい。  

専用の箱も用意されているようですのでどのようなものになっているか興味はまだまだ尽きないようです。




マランツ#7 イコライザーの自作(7)

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マランツ#7 イコライザーのその後です。

作業はゆっくりと進めて参りましが、ようやく内部配線が終了しました。


急げばそれ程時間は掛る内容のものではありませんが少々のんびりし過ぎたかも知れません。 


今回は誤配線の無いことを再度確認した上で通電チェックを行います。

これで異常の無いことを確認しましたら、電源基板の各電圧の測定を行います。 


その後、設計値との調整を行います。


測定結果は電源部の電圧はほぼ当初設計に近いものでそのままでもOKでしたが、オリジナルに合わせ微調整

を行っておきました。





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使用した真空管は最近では見かけなくなってきたEIのECC83でニッケルプレートのものです。

今回これを3本使っています。




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さてB電圧、ヒーター電圧が正常に掛っていることを確認しましたら、真空管各部の電圧を測定しておきます。

測定結果は数の通りです。  左右チャンネルともほぼ同じですから片側のチャンネルのみ示しておきます。


測定結果はこれで正常と思われます。




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さて電圧が正常であると分れば、ほぼ正常動作はするものと思われます。 


ですが、そこはあのマランツのことです。  これでスンナリ終わらせることは無いでしょう。

そうでなくとも、プリアンプはこれからが勝負ですからまだまだ何が起きるかは分りません。


このイコライザーは現設計でもゲインが40dBからと、イコライザーとしては高い方ですから、まずはノイズ対策で

す。  本機の場合、何しろトランスが主回路基板に近いですから多少はリーケージフラックスの影響は受けるだ

ろうと思っております。


また、マランツ#7のEQと言えば発振です。  マランツ=発振と言われる程、過去多くのマニアをこれで悩ませ

た「悪魔の回路図」と言われるものですから油断は出来ません。

この発振するかしないかの微妙なところがマランツの音とも言われる所以でもありますから、この辺りがこのイコ

ライザー製作上の大きなポイントとなります。


取りあえず、今回の電圧測定時までは異常はありませんでしたが、入出力の負荷が変わるとどうなるか、これか

ら色々とチェックをして行くことになりそうです。  





Fender SideKick Reverb35 ギターアンプ修理(1)

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今回はfenderの3VolタイプのギターアンプSideKick35 Reverb の修理を行ってみます。


症状は単純に「音が出なくなることがある」と言うものです。


本機は89年製で名前通り35Wからの出力は自宅練習用には少し大きく、録音用もしくはスタジオ練習用位には

丁度良いかも知れないと言う感じのものです。   


不具合個所以外にも、さすがに30年から経過していますからオーバーホールは必須かと思われます。




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裏面見ますとヘッドホン端子の他、エフェクトのループも付いているようです。



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この年代のアンプでも整備すればまだまだ十分使えますので、次回は内部を解放して点検してみることにしま

す。




Fender SideKick Reverb35 ギターアンプ修理(2)

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Sidekickの本体を分解してみます。

内部は埃と汚れが酷いので清掃しておきます。

これを先にやっておかないと作業中に汚れたりしますので必須なのです。




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内部のアンプ部の本体を引きずり出しておきます。




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更に基板部を取り出しまして点検を行います。



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シンプルな1枚基板ですので取り出してしまえば整備は楽です。

特に異常は無無さそうですが、アース配線が緩んでおりましたので、これが主原因だろうと思われます。



ボリュームのガリも酷く、30年経過して部品の劣化も見られますので今回はオーバーホールも行っておきます。


と言うことで、次回以降は基板の整備となります。




Fender SideKick Reverb35 ギターアンプ修理(3)

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今回は基板の整備を中心に行いました。

写真は整備後の状態です。



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さて、前面のグリルクロスの劣化も進んでおりましたので新規交換を行いました。



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グリルクロス交換後のバッフルを仮付けして見ます。



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取付にも問題は無いようですので、スピーカーを取り付けてこれを完了させます。

次回は整備後のアンプ部のチェック及び修正を行う予定です。


MCヘッドアンプ修理 HA-500 (1)

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今回はDENONのMCヘッドアンプ HA-500 の修理を行ってみます。


製品としては大変古く1978年発売で85年まで8年間販売していたものですので、まあロングセラーにはなるも

のでしょう。


スペックだけ見れば現時点で見ても見劣りするものは無く、まだまだ使えそうです。




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本品は全く動作はしないとのことですから早い話が壊れているワケですので、そのつもりで内部を点検してみま

す。


内部を見ますとヘッドアンプとしては結構凝った作りのようです。

スイッチを入れますと電源ランプは付きますので、どうやら最低限、電源トランスは壊れてはいないようです。




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内部は大変綺麗です。 手を加えた様子はありませんのでこれは普通に直るでしょう。


現在はヘッドアンプよりトランス式の方が優勢ですが、かなり高価になってきています。  こうなりますとヘッドア

ンプも視野に入れて行く必要もあるかなぁとも思います。 


本品は、この当時ではヘッドアンプとしては高価な方で、トランス式と比べてどうかと言うことですがあまり議論は

されなかったように思っています。 
 
MCを使うこと自体が贅沢なものですから関心は薄かったこともありますが、評価的にも悪くは無かったようです。



スペックとしましてはMCが24dBと32dBのゲインの切り替えと電源スイッチが連動していて、スルーで電源が

切れてMMが使えるようになっています。  


良く見ますとミューティングのリレー回路も付いているようです。


DL-103クラスなら24dBで十分なはずですが、電気的性能と音質は必ずしも一致しませんのでどのような結

果になるかは直して使ってからのお楽しみとなります。



Fender SideKick Reverb35 ギターアンプ修理(4)

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さて、その後アンプ単体のチェックを行いましたが、特に異常を認めませんでしたのでキャビネット本体に組み付

けました。




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組み付け後、再チェックを行います。




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状態はノイズも無く大変良好です。

試奏しましても、普通に家庭での練習用には十分過ぎる位に使えます。  


長時間のランニングテストも問題ないようでしたのでこれで修理完了とします。


80年代製のSidekickとしてはかなり状態の良いものとなりました。

出力35wは少々半端な出力で、練習用には大き過ぎるし、小さなスタジオの練習用ではまあ何とか使えるかと

言うところですが、録音用には十分ですしまだまだ今後も暫く使えるでしょう。  





マランツ#7 イコライザーの自作(8)

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その後、アンプの発振について色々調べてみましたが何の異常も認めませんでした。


少々、拍子抜けの感がありますが、問題無い以上は仮試聴も出来そうなのでこのままパワーアンプに繋いでみ

ます。




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まずは耳だけで簡単に分るのは雑音です。


と言うことで、ノイズチェックを行ってみます。

何と言っても超小型に作りましたので、トランスも主回路に近づいて誘導ノイズが出ても不思議では無いのです

がどうなることやら。


パワーアンプのレベルを上げてみますと、これが意外にローノイズでハム雑音はおろか誘導ノイズも聞こえませ

ん。


左右チャンネルとも同じで、聴こえるのは真空管のホワイトノイズだけで何とも見事なモノです。




イメージ 2




これならばと、暫く通電状態でのランニングテスト後、仮試聴を行ってみることにしました。


昨夜の深夜での試聴ですから、細かいところまでは分りませんが一聴した限りではかなりイケそうな感じがしま

す。


レコード1枚で終わらせようと思ったら、これが後を引いて2枚、3枚と聴いてしまった。

実に大変聴き易い音が出てきます。  これならクラシックなどを長時間聴くには良いかも知れません。 

ジャズよりはクラッシック向けと言う印象です。


ですが所詮、マランツもどきでオリジナルとの比較などは全く叶いませんので、これがマランツの音と言えるもの

かどうかは全く分りません。


これで良く言われるマランツの音に近いものが感じられれば良いのでしょうが、どうせ最後は自己満足で終わりと

言った所かも知れません。


さて、次回は本機の測定及びイコライザーの調整行う予定です。





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