基板整備の前に、引き続きアンプケースの製作です。
製作中の各基板をケース内に並べて仮止して取付位置の確認を行います。
今回はイコライザーとフラットアンプのみですので内部は構造的にも大変シンプルです。
本機はボリューム付のイコライザーと言う設定ですので、フロントパネルはボリュームのツマミと電源ス
イッチのみのシンプル設計とします。
イコライザーのEF86は一応内部シールド付ですので、オリジナルと同じくシールドソケットは使用し
ておりません。
フラットアンプの6189はゲインも低いのでシールドソケットは必ずしも必要と言うこともありませ
んが、ここでは念のため使用してみた程度のものです。
プリですので、球はノイズ、マイクロフォニック等から出来るだけ選別する必要があります。
ボリュームはチャンネル・クロストーク対策としてベルト・ドライブ式を採用しました。
テンションプーリーをベルトの真ん中辺りに付けると良いのですが今回は付けていません。
これは後ほど適当なプーリーを見つけてから取付けることにします。
アンプケースの両脇にはサイドウッドを取付ける予定です。
このサイドウッドは単なる装飾用だけでなくケースの強度を上げる役目を併せ持たせます。
ケースはフレームにタカチのAE-303を使用したことから、同社の完成品ケースのWOシリーズのデ
ザインとほぼ同じとなりましたので無理して自作することも無かったかも知れません。
ちなみにケースの内のり寸法は345W×260D×70Hです。
小さなMCトランスなら頑張ればまだ内蔵出来るサイズです。
また、バッファー回路を他のSRPPにしたり2段NFのフラットアンプを付けたり、あるいはトランス
出力にしたりと製作後の回路変更も自由です。
ケースをもう一回り大きく、更に基板をイコライザとバッファーに更に分けておいた方が改造時には便利
だったかも知れません。