今回はひょんなことから中古のVUメーターが入手出来ましたので、駆動アンプを作ってメーターを駆動させて見
ようかと思っています。
昔のオープンデッキやカセットには普通にVUメーターが使われていましたが、ピークメーターの出現によって
今や見ることも少なくなってきたVUメーターです。
どうも装置がアナログ主体になってきますと、このVUメーターが何処と無く具合が良さそうに思えるのです。
見た目もレトロなところが良く部屋のアクセサリーとしても使えるところも良く、針の動きを見ていても疲れないし
で見直しても良いかなと以前より思っておりました。
ピークメーターもLEDになってチャカチャカ良く動いてピークを表示してくれるのは良いのですが、どうも見ていて
これが疲れるのですよ。
今回入手したのはDENONの多分、放送局仕様のオープンデッキかアナログプレーヤーに取り付いていたもの
のようでそれらしき表面パネルに取り付けられた状態のものでした。
VUメーターと言いますと著名なものにSifamかヤマキのものが良く知られますが大変高価です。
また、汎用製品の場合は本来の規格とも異なり精度も針の動きも違うようです。
現在では汎用製品として販売しているメーカーも少なく価格もその割りには意外と高いです。
と言うことで、中古品でも手に入れば駆動アンプは完成品やキットなどもありますからVUメーターが比較的容易
に作れることになります。
業務用でもありませんので、ここはメーターとして精度より針が振れれば良いと言う考えでお気楽なセットとして
纏めて見たいと思っております。
さて、このメーターを良く調べて見ますと、針は正常に動作することが分かりましたのでどうやらこのまま十分使
っていけそうな感じです。
問題はメーターランプですが、期待はしていませんでしたがやはりランプ切れのようでした。
これには24Vのヒューズ型ランプが2本並列に使われていました。
いまや、このヒューズ型ランプの入手は殆ど無理ですので、ここは「いきなりLED化」を考えます。
作業としましては、レトロ感が欲しいところですので白色LEDは避けまして電球色LEDに置き換えてみます。
更に、光が直線的に光らないように拡散キャップをLEDに取り付けて本体に収めます。
また電流制御用の抵抗は外付けとし、この抵抗を変えて明るさの調節(ディマー)が出来るようにしておきます。
実際に通電して見ますとかなり良い具合に計器板に光ってくれます。 これなら電球を使った場合と遜色は無
く使えそうです。
明るさの調節が出来るところも良いし、何よりこのレトロ感が良いです。
さて、これに気を良くして次は駆動アンプを作ってみる予定です。