JBL SE-400S の製作(1)
以前、70年代初期の古い国産半導体アンプを修理し、仮試聴したところ意外な程良い音が出てきてオヤッと思ったことがある。何分古いアンプなので、当時の部品は入手困難なものが多く代替品採用となるのだが、今となってはこの代替品も無く更にその代替品を使うようになってしまうのはどうにも仕方ないことである。...
View ArticleFE83-Sol バックロードホン(1)
昨年、自作スピーカー用に購入しておいた限定ユニットの 「FE83-Sol」 です。 小型の8cmユニットですが、このサイズの中高音部の音が好みで普段聴くには最適なものなのです。サイズからして重低音までは望めませんが、うまく低い方を延ばせればバランスの良い音が期待出来そうです。小型のフルレンジは大型システムに無い自然な再生音が得られますので、本年は暫くぶりに小型システムを製作予定です。...
View ArticleYAMAHA F100-112 ギターアンプの修理(2)
今回はパワーアンプ部の基板の点検からです。点検結果・・・・・本基板は外観点検から特に異常は見られません。次にパワートランジスタのチェックを行ってみます。年数なりの劣化はあるもののまだまだ使えるレベルでしたので、このまま引き続き使っていきます。他のトランジスタについても劣化、焼損も無くまだまだ使えることが分りました。総じて、故障個所らしきものは見当たりませんでしたが一応コンデンサ類は全数交換しておきま...
View ArticleYAMAHA F100-112 ギターアンプの修理(4)
今回の修理のメインはスピーカーです。ボイスコイルが内部で焼損していますので、ここは新規交換となります。今となってはオリジナルのJA3062も入手が難しいので市販のものから選ぶことにします。耐入力の大きな好みのスピーカーとしましてはEMINENCEのTONKERがあります。これならば音質的にも期待出来そうです。ということで、入手しましたTONKERです。スピーカーの取付ねじのピッチはインチサイズですか...
View ArticleFE83-Sol バックロードホン(2)
8cmのバックロードと言うことで今回はスワン型を製作予定です。長岡式バックロードでは著名ですので今更と言うことでもありませんが、実際には試聴した方も少なく話しのネタ程度のものになっているのが実情かと思われます。このスワン型には幾つか種類がありますが、8cmではフラミンゴが良く知られています。スワン型はどちらかと言うと広い部屋用で、床面積が意外と大きく、後面開放型ですので背後の壁との距離等で音質が変わ...
View ArticleFE83-Sol バックロードホン 「カイツブリ」 (3)
カイツブリの製作に入ります。 まずは音道の製作から。音道の中央部にはデッドスペースがあります。今回はデッドスペースにジルコンサンドを入れます。・・・と言うことで入手したジルコンサンドです。ジルコンサンド:オーストラリア、南アフリカが2大生産地である天然鉱石。主成分………Zro₂…65%...
View ArticleSuhr Riot の自作(1)
久しぶりにエフェクターネタです。今回はSuhrのハイゲインディストーションのRiotです。ハイエンドギターで知られるSuhrですがエフェクターもなかなかのものを作っています。但し、やたら高いのが難点ですが・・・。そんな中で最近はC国製の類似品が安価で出回っていますが、果たしてどんなものでしょうか。何しろオリジナルのSuhrはディストーションにしてはお高いですから、ここは自作でとなりますがC国製があま...
View ArticleFE83-Sol バックロードホン 「カイツブリ」 (5)
前回の続きです。 本体部に側板、底板を取付けて完成させます。これを2台分作ります。 並行してスロートの組立を行っておきます。割とスンナリと組立が完了しました。ここは寸法精度、特に直角がうまくだせないと組立の修正にはてかなりてこずることになります。カイツブリは8cmスピーカーとしてはかなり大きいです。フラミンゴよりはスリムですが、この時点で重量を量りますと9.4kg/台...
View ArticleFE83-Sol バックロードホン 「カイツブリ」 (6)
今回はヘッド部の組立です。 ヘッド部の底板をスロート部に取り付けておきます。これを2組分行いまして、並行してヘッド部の組立を行っておきます。ヘッド部の組立後です。これを2組分用意します。ヘッド部をスロート部に仮付けしてみます。仮付け後、問題無ければヘッド部後方にスピーカー端子を取付て最終的にスロート及びヘッド部の組立を完了させます。
View ArticleFE83-Sol バックロードホン 「カイツブリ」 (8)
カイツブリの製作も終盤に入りました。 今回はスロート及びヘッド部を本体ボディ部に取付けることにします。取付後の状態です(写真参照)。 取付後に前面部にハカマを取付けて、キャビネットの組立はこれで完了となります。・・・と、まあ文章で書けばこれだけのことですが、前述の通りボディ内部の組立が正確に組立てられていないと側板、天板をピタリと付けることが出来ません。...
View ArticleFE83-Sol バックロードホン 「カイツブリ」 (9)
その後、デッドスペースにジルコンサンドを詰めて見ました。エンクロージャーは400番のペーパーとウレタン塗料の透明艶消し仕上げとしました。後はユニット及びスピーカー端子を取り付けて作業は終了となります。ヘッド部は後々のことを考えて脱着式のネジ止としておきました。これで最終的に総重量は15.4Kg/台となり、8cmスピーカーとしてはかなりのヘビー級となったようです。...
View Article6V6pp(5V6pp) QuadⅡType アンプの製作 (15)
さて、QUADⅡ Typeアンプのその後です。このアンプは音は良かったのですがマイクロフォニックノイズが酷く、ボンネットを軽く叩いてもボンボンと響きだします。 こうなると大きな音を出そうものなら設置場所も考えないとハウリングの心配も出てきます。6SH7の球のバラつきもあろうかと取り替えてみますと、今度はヒーターノイズが目立ち始めます。...
View Article6V6pp(5V6pp) QuadⅡType アンプの製作 (16)
改造後の測定結果です。 まずは入出力特性からです。カソードNF後の裸ゲインは約34.5dB程ありました。 前作より約3dB程低くなっています。これに今回はオーバーオールのNFBを12.3dB程掛けて見ますと、約0.74Vでノンクリップ11Wの出力が得られました。 カソードNFには約4.1dB程掛っていますので、実質 12.3dB+4.1dB=16.7dB...
View Articleアンプ用エッチングプレートの自作
今回はアンプの銘板(エッチングプレート)を製作してみます。 自作アンプと言えども銘板が取付されますと、それなりに見栄えがするものです。雑誌などの製作例には良く見掛けますが、これを特注として専門業者に製作依頼しますと意外と高価なものになります。...
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